映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱(ネタバレ)

※今回の記事は、本作や「クレヨンしんちゃん」が好きな人は確実に不快になると思うので、読まない方が良いです。




映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱



2018/日本 上映時間104分
監督:高橋渉
原作:臼井儀人
脚本:うえのきみこ
主題歌・劇中歌:ももいろクローバーZ
声の出演:矢島晶子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ、潘めぐみ、水島裕、置鮎龍太郎、真殿光昭、勝杏里、廣田行生、関根勤、みやぞん、あらぽん、百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに
パンフレット:★★★(620円/プニプニ拳の記事自体は好きだし、そうしたかった気持ちはわからないでもないけど、やはり袋とじにする必要はないのでは)
(あらすじ)
マサオの誘いで伝説のカンフー「ぷにぷに拳」を習うことになった、しんのすけたちカスカベ防衛隊は、カンフー娘の玉蘭(タマ・ラン)とともに修行に励む。その頃、春日部にある中華街「アイヤータウン」では、「ブラックパンダラーメン」なる謎のラーメンが大流行。それは、一度食べると病みつきになり、凶暴化してしまうという恐ろしいラーメンだった。突然のラーメンパニックに対し、街の平和を守るためカスカベ防衛隊が立ち上がる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




30点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

ごめんなさい、「クレヨンしんちゃん」については基本的に「あまり興味がない」というスタンスでして。映画版も有名なのを2本とムービーウォッチメン絡みで1本観ただけで、「もう45歳の僕が観るような作品ではあるまいよ」と、積極的には足を運ばない姿勢だったんですけれども。今回の劇場版は大好きな「ラーメン」と「カンフー」が題材になっていた上に、ちょうど“劇場と一体化する試練”バルト9ともタイミングが合ったので、急遽鑑賞することに決定。5月1日=ファーストデー割引を使用して、バルト9の4本目として、ポップコーンBOX入りのキャラメルポップコーンを摂取しながら観たんですが、少なからず落胆いたしました (´・ω・`) ウーン ちなみに監督は「ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん」の高橋渉さんでございます。


シアター1、1/3くらいの客入りだったような。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「バキ」より)。
少なからず落胆を


“太極拳の愉快バージョン”って感じの「ぷにぷに拳」とか、食べると中毒になる「ブラックパンダラーメン」ブラックカレーオマージュですかね)とか、そこら辺は普通に楽しめたんですよ。あと、ぷにぷに拳奥義「ぷにぷに真掌」を身につけたゲストキャラ玉蘭が「ブラックパンダラーメン」総帥ドン・パンパンを倒すと、“暴走した正義”と化す展開も、このご時勢を反映しているようで非常に面白いと思いました。ただ、正直なところ、大嫌いなところが多くてね…(遠い目)。終盤、敵と戦うことに怯えたマサオが「僕たちは子どもなんだよ?」みたいなことを言いだすのが、マジうぜぇ。お前、そこら辺の園児とは比べものにならないぐらいの経験を積んできたくせに「今さら!?Σ(゚д゚;)」と。スゲー取って付けた感があって、心が一気にクールダウンしましたよ。その後、「ブラックパンダラーメンの中毒性は、時間が経てば消滅する」てなことを達観ヅラのマサオが語るくだりもムカつくというか。そりゃあそうかも知れないけどさ、暴れる中毒者が大量発生しているのに、「なに悠長なこと言ってんだバカ」としか思えなくないですか? なんて言うんですかね、それをいかにも「良いことを言いました演出」で見せるから、イライライライライライライライラいたしました。つーか、マサオったら「地道にコツコツが一番なのさ」なんて言ってましたけど、じゃあ、この劇場版が終わってもお前はテレビシリーズでぷにぷに拳を地道にコツコツと続けろよな…なんて僕の文章を読んでもらえばわかる通り、45歳の大人だからと言って心が広いワケではないのですーー。


マサオが知った風な口を叩いた時、僕はミルコ・クロコップのような気持ちになりましたよ。
三角絞めでつかまえて-ミルコ


一応、ラストの展開を書いておくと、みんなでジェンカを踊る「ジェンカ拳」を編み出したことで、玉蘭も元の雰囲気に戻りまして。彼女が旅立って終わってたと思うんですが、ジェンカは「拳」じゃねぇよ…って、大人げなくてごめんなさい!(*ノ▽ノ) キャッ その他、思ったことを書くと、「カンフーの奥義が自ら体得するものではなく、飲み物で得られる特殊能力だったのは好きじゃない」とか「他人の傘を盗む奴や、満員電車でわざと屁をする奴は“悪”なので、脳を破壊してもOK!」とか「ぷにぷにの“柔”で剛の攻撃を受け流すような、『マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限』のクライマックスみたいなバトルが観られるかと思ってた」とか「ラーメンかカンフーのどちらかにテーマを絞った方が良かったのでは…」とか「“カンフー=愛”みたいなのって本当に嫌い」とかとかとか。まぁ、つい期待しすぎたのもあったんでしょうけど、僕は後半の展開がスゲー合わなかったし、もう「クレしん」の劇場版は観に行かないと思います。おしまい。




コミック版。ノベライズもあります。



ももクロが歌う主題歌CDを貼っておきますね。