【回答】お悩み55★障害をもつ子どもをもって | かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

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かめおかゆみこです。

この「お悩みごと・お困りごと回答動画」は、2020
年、メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」6000号を
記念して、 読者さんのために企画したものです。
その後、読者のY・Sさんのご協力で、文字起こしを
つけることができました。これから、順次、一般公開
に切り替えていきますので、 どうぞお楽しみに♪
                  (2023.1.1) 
 

 

 

お悩みごと・お困りごと回答動画

55★障害をもつ子どもをもって(アッキー28号さん・女性)

 

♪低く静かな、落ち着いたBGM(00:00~00:20)

はい。それでは2つ目のお悩みごとにいきたいと思います。
アッキー28号さん・女性です。

00:09
「発達障害をもつ息子たちのことで悲しみがあります。
『もっとできることがあったのではないか』とか思ったりして。
なんか悲しいなあ」

00:19
そうですねー。
家族の中に、障害がおありだったりとか、病気であったりとかっていう
ケースはほんとに多いと思うんですね。

あるいは、別にそういうものがなかったとしても、いろんな事情で、
家族や自分の親しい人に対して、尽くせなかったんじゃないかなって
思う人は、ほんっとにたくさんいると思います。

00:38
でもね、私ね、これに関しては自分自身の体験として言うとね、
私たちは、常に最善を生きているんですよ。
常に最善を生きているので、起きたことというものも、
その最善の中で起きているんです。

だから、そのことで、自分を否定的に見たりとか、自分を責めたりすることは、
自分の人生にとってもけっしてプラスにならないし、
その相手にとってもプラスにならないって思ってるんですよ。

01:06
何度もメルマガで書いているように私は、10歳の年に、
妹を5歳で亡くしてるんですね。
妹は生まれたときから脳性小児まひで、私たち家族は、
妹は目も見えないし、耳も聞こえないし、口もきけないし、
体のどこも動かせないって、そういうふうに思いこんで、
ずうっと一緒に暮らしてきたわけです。

01:25
ところが、んとあれは、2010年か12年かですかね、
山元加津子さん・かっこちゃんが、『満月をきれいと僕は言えるぞ』、
その本を出すきっかけになった「宮ぷー」さんっていうね、お友達が
脳幹出血で倒れて、でもそこから奇跡的に回復してきたっていう、
そういうことも含めて、彼女がですね、
目が見えないように見えても、耳が聴こえないように見えても、
体のどこも一つも動かせなかったとしても、人はちゃんと意識を持っていて、
コミュニケーションがとれるっていう、そういうことを、
メルマガや本を通して、伝えていかれているわけなんですね。

01:55
で、私はそのことを知ったときにすっっごい自分の過去を
振り返って後悔したんですよ。
妹は見えていたかもしれない。聴こえていたかもしれない。
ただ、まひをしているために口が動かせなかった?
自分は意識があるということを伝えることができなかった。
なのに私は、あの5年間、気がつかないで過ごしてしまったんだ
っていうふうに、もーのすごい後悔したんですよ。

02:16
それをですね、メルマガの10周年の記念イベントのときに、
お話をしたんですね。
そしたら、それを聴いてくださっていたお客さんのうちのお二人のかたがね、
終わったらすぐに飛んできて、「かめさん、それ違うよ」って。
「妹さんは、『そんなことないよ』って言ってるよ」って言うんですよ。
二人とも口をそろえて。
「言ってると思うよ」じゃなくてね、二人ともね、
「言ってるよ」って言うんです。

02:37
まあ、それがほんとかどうかは分かんないんですけれども、
そういう話をしてもらったときに、「ああ、そうだ」って私も、
そのときすぐには思えなかったんですが、後で思い返したときに思ったんです。

02:47
私たちは、後悔をするために生きてるわけじゃないんですよ。
自分を精いっぱい生きて、その中で、いろんな体験をするために
生きてるのであって、妹の、もしかしたら見えていたかもしれない、
聴こえていたかもしれないということは分からなかった、
じゃ、あの5年間は私たちは不幸だったろうか。
そんなことはないんですよ。

03:06
あの5年間、ほんとに家族は、妹を中心にしながら、
ほんとにこう仲のいい家庭を、作って、ずっと一緒に暮らしてきたわけです。
もちろん、見えていたり聴こえていたりしたことが分かって
繋ぎあえたら、さらによかったかもしれないけれども、
そうはならなかったのがあの時間なんだから、
その時間を、ちゃんとまるごと肯定して、その時間を心の底から、
妹に対する感謝だったりとか、家族に対する感謝だったりに
変えていけばいいだけだと思ってるんです。

03:36
だから、アッキー28号さんも、発達障害をもつ息子さんたちとかかわって、
共に生きてきた、っていうか、お母さんですから育ててきたわけですから、
そのことをまず、ぜんぶマルをあげてほしいんですよ。

自分に対してね、「よくがんばってきたね」って。
ほんとに、「精いっぱいやってきたね。最善を尽くしたね」ってね、
ほんっとに自分に対してね、言ってあげてほしいんです。

03:58
そして、私もまたアッキー28号さんに言いたいわけですよ。
「きっと息子さんたちも、言葉では伝えられないかもしれないし、
態度でも表せないかもしれないけれども、
アッキー28号さんのもとに生まれてきたことを、喜んでるよ」って、
私は、伝えたいです。

04:15
私たちはやっぱり、生まれてきたっていうことに意味があるんですよ。
生まれて、この人生を体験するっていうことに意味があるんです。

それが、それぞれがいろんなものを背負ってくるわけです。
いわゆる五体満足に生まれたとしても、人生の中で
すごいトラブルに会う人もいます。
悲しみをね、抱える人もいる。苦しみを抱える人もいる。
でもそれはすべて、生まれてきたからの体験なわけです。

04:38
私たちはその体験を、どこも一個も否定することなく、ただ受け止めて、
そして、精いっぱい自分を生きていくっていうことしかできないんだと
思ってるんですね。
そしてできないということも受け止めていく。

04:50
その中で、出会った人たちに感謝したりとか、
自分のこの人生に感謝したりして、
どっちみち長くても100年そこそこで終わっちゃうわけですから、
後悔や、自分を責めたりとか否定したりするような気持ちではなくって、
ほんとにまるっと肯定していく、まるっと受け止めていくっていう、
そういう生き方を選んでほしいなっていうふうに、思います。

05:11
そして、うちの家族がそうであったように、アッキー28号さんのご家庭でも、
おそらく、その発達障害をもつお子さんがいらっしゃることによってね、
大変なこともあるかもしれないけれども、
♪BGM(05:24~05:43)
逆にそうではない子どもだったらば味わえないような、
いい意味での特別な体験もあると思うんです。
すごく笑わせてもらえたりとかね。
ほっとさせてもらえたりとかね。
ぜひね、そういうところにフォーカスを当てて、
お互いが幸せになれるような関係で、生きてほしいなあっていうふうに、
思います。

(文字起こし担当/Y・Sさん)

 

 

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