かめおかゆみこです。
この「お悩みごと・お困りごと回答動画」は、2020
年、メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」6000号を
記念して、 読者さんのために企画したものです。
その後、読者のY・Sさんのご協力で、文字起こしを
つけることができました。これから、順次、一般公開
に切り替えていきますので、 どうぞお楽しみに♪
(2023.1.1)
お悩みごと・お困りごと回答動画
54★ひとに悪く思われるのがこわい(タモさん・男性)
♪静かなピアノのBGM(00:00~00:21)
それでは、お悩みごと・お困りごと回答ライブの第4回目になります。
ご参加いただきありがとうございます。
本日もよろしくお願いします。
1つ目のお悩みごとが、タモさん・男性です。
「失敗や人に悪く思われることを怖れて、勇気が出ないときがあります」
00:21
失敗とか人に悪く思われることを怖れるってのは、けっこうほかの人から
もいろいろいただいていた質問で、私もいろんなかたちでお返事してる
んですけれど、何回もいろんな角度から答えていくことによって
その人にぴったりの、答えが見えてくるといいなあと思うし、
また、何回も聴くことによってまた、聴く側のほうにもいろんな気づきが、
あらわれるんじゃないかなと思って、それで、この質問を取り上げて
みることにしました。
00:45
基本的に言うとですね、怖れっていうのは、妄想なんですね。
けっきょく、怖れているということは、今現実にはまだ起きていない
っていうことだと思うんですよ。
心の中で、こうなったらどうしようとか、
こんなんなっちゃったら困るなあみたいな、
そういうふうに思ってるってのは、まだ現実になっていないので、
まず、それはまだ起きていないっていうことを冷静に認識することが
すごく大事だって思っています。
01:08
みんな、頭の中で起きていることと、現実がごっちゃになっちゃうんですね。
これは脳の仕組みなので仕方ないんですけれども、脳の仕組みとして、
実際に起きていない未来のことでも、今それを心に思うことによって、
まさに現実のように感じてしまう。
01:24
でもこれは現実ではないよって、
未来の、起きるかどうか分からないことだよって
ちゃんと自分に言い聞かせてあげる。
自分とちゃんと対話をするっていうことが、とても大事だと思っています。
01:35
タモさんの場合はですね、人に悪く思われることが、怖い。
これも非常に多い悩みごとだとは思うんですけれども、はっきり言いますが、
すべての人から好かれることは、ぜっっったいにできません。
お釈迦様だってキリストさんだって、嫌いな人は嫌いです。
世界的に有名な、アーティストだって嫌われる人は嫌われます。
だから、一般凡人の我々がですね、すべての人に悪く思われずにね、
いい状態でやっていこうっていうのは、一般凡人に生まれた私たちは
あきらめたほうがいいと思ってるんですね。
02:07
そして、悪く思われるっていうのが、実は私あんまりよく分からなくって、
自分がもしも、人にほんとに確実に嫌われることをしたのであれば、
それは悪く思われても仕方がないんですが、おそらくタモさんの場合は、
人との距離感をちょっとはかりかねて、どこまでたとえばかかわったら、
嫌な印象になってしまうんだろうかとか、その辺のことが、分からないので、
怖れているんじゃないかなあっていう気が、なんとなくするんですね。
02:35
なのでこれは、実はコミュニケーションの問題でもあると思うわけです。
コミュニケーションというのも、基本は量稽古なんですよ。
自分の頭で、これってうまくいってるのかなあとか、
うまくいってないのかなあって、思っても、実はあんまり解決しなくって、
これ、怖いかもしれないんですけど、訊いてみるといいんです。
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たとえば、さっき私こういうふうに言ったんだけれども、どう思った?とか。
これって、なんか嫌な気分にならなかった?
あまり気にしすぎるのもよくないんだけれども、慣れてない人はむしろ
訊いてみることによって、この距離感を具体的にはかっていく。
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そして、もっと大事なことは、その結果として、
仮に相手が気を悪くしたとしても、それで自分を、
必ずしも抑える必要はないっていうことなんです。
どう自分が生きたいかってのが根っこにないと、いつもほかの人の、
感想というか対応に振り回されちゃうので、
私がさっき訊いてみるといいって言ったのは、確認のためだけです。
自分がどうするかはまた別のことなんです。
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ていうのも、私自身が人の気持ち、ぜんっぜん考えない人だったので、
もうほんと自分のやりたいことーやるーみたいな、そういう人生を送ってきて、
それはね、もう30過ぎてからですけどね、あるときふっと気になって、
割といつも親し気に、ため口で口をきいている
年上の男性がいたんですけれども、その人にね、
「ねえねえ、私のしゃべり方って、ときどき気悪くすることある?」って、
何の気なしに訊いたんですよ。
03:57
そしたら「ある」って言われたんですね。
それまで普通にしゃべってると思ってたから、
全然そんなふうに思ってるって思わなくって、それでちょっとね、
「ああそっか。訊いてみないと分かんないんだな」って思って、
それから、一応、確認はすることにしています。
04:10
そして、その場合に関して言うと、私は「あ、なるほど、この人は、
あんまりため口していると、ちょっと嫌な気になることがあるんだな」って、
分かったので、で、そこは私の中で譲歩できる部分だったので、譲歩をして、
ひどい言い方はしないように、意識するようにしました。
04:25
それはけして自分を、否定したり殺したりするのではなくて、
私の中で選択できる範囲だったからなんですね。
♪ピアノのBGM(04:33~04:59)
そんなふうに、コミュニケーションにおいては、
相手のことを思いやる、慮るってのは大事だけれども、
同時に自分のことも慮る、思いやるっていうことが、
両立していく必要があるかなっていうふうに、思っています。
04:44
なので、このトモさんの、質問の中の、人に悪く思われるっていうことに
今日はちょっとフォーカスを当てましたけれども、
失敗についてはほかの動画でもお返事しているので、
今日はちょっと省略させてもらおうかなっていうふうに、思っています。
(文字起こし担当/Y・Sさん)