頭蓋仙骨療法のキャッチコピーを思いついたからタイトルにしてみた。ちなみに骨盤湧命法 という整体のキャッチコピーは「畳の上のお風呂」で、多分これが頭の中にあったんだろうな。
でもね、頭蓋仙骨療法を受けているときの感覚と瞑想時の感覚とは本当によく似ている、らしい。らしいというのはオレに瞑想の習慣がないから。先日のセミナーにご参加くださった方もヨガとか瞑想を実践しておられて同じことをおっしゃっていた。
瞑想していると背骨の中をエネルギーが上がってくるのを感じられるらしい。これをヨガではクンダリーニと呼ぶ。それから秘儀とされるシャクティ・パットはいろんなやり方があるらしいんだけれど、オレが書籍で読んだやり方はひたすらヒーリーの眉間をヒーラーがこする、という。そうするとやっぱりエネルギーが背骨の中を上昇してくるという。完全に耳学問なんで間違ってたら教えてくださいね。
それでね、こういう現象は頭蓋仙骨療法のベースになっている「硬膜内を脳脊髄液が循環している」という解剖学的な説明がつきそうに思うのよ。頭蓋骨のおでこに当たる部分、前頭骨というんだけれどここに大脳鎌というのがくっついている。前頭骨を小さなストロークで繰り返し動かすとその動きが鎌を介して脳硬膜、脊髄硬膜に波及するという考え方は全然不自然じゃない。
そもそも頭蓋仙骨療法では「気」とか「プラナ」の実態は脳脊髄液じゃないか、と言われている。気もプラナもカラダの中を流れるナニモノカであって、古人が脳脊髄液の循環を感知してそのように名付けたのかもしれないね。
ウチの治療院のサイトを検索するときのナンバー1項目は『頭蓋仙骨療法 怪しい」なんだそうでこんな記事を書くとこっちのブログまで「怪しい」で検索されるかもしれない。もちろんオレはヨガとか瞑想を揶揄するつもりは全くない。ただね、何年も修行しなくても瞑想しているのと同じようなリラクゼーション(今風に言うとマインドフルネスか)に達することができるのであればそれはそれでストレスケアとしては「あり」だと思うんだけれどどうだろうか。