(株)ワイ・ディ・シー
サステナビリティ活動プレ施策
「海藻おしば教室」開催
*今回は、(株)YDCに勤務しており、なおかつ海藻おしば協会実技認定講師の石川 陽子さんから事務局に届いた教室開催報告書をもとに掲載しております。
●開催概要
・イベント名:
(株)ワイ・ディ・シー サステナビリティ活動プレ施策
「海藻おしば教室」開催
・開催日時:2023年8月30日(水)18:30~20:00
・参加者:株式会社ワイ・ディ・シー
社員とそのお子さん(8名)
・主催:(株)ワイ・ディ・シー
・指導:石川 陽子(海藻おしば協会実技認定講師)
・開催場所:東京都府中駅ビル
市民活動センタープラッツ6F料理室
●開催内容
私の勤務しているIT企業YDC(ワイ・ディ・シー)社内の、SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)に関わる取り組みを紹介させていただきます。
弊社のURL<https://www.ydc.co.jp/sustainability/>に掲載している通り、サステナビリティ【sustainability=広く環境・社会・経済の3つの観点から、世の中を持続可能(機能やシステムを失わずに良好な状態を維持できるようにしていくという考え方)】から、一人一人のSDGsへの取り組みを加速し、意識の底上げをどのように行うかなどの課題がありました。
こうした課題解決のための社内施策を推進する担当者として、新たに作られたESG【ESGとは環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の略】部サステナビリティ グループへ私が配属されました。
まず基本となる考え方「なぜ、IT企業がSDGsの『環境』に取り組む必要があるのか?」という理解を広めるため、弊社の取り組むSDGsは「経済」と「社会」に重きが置かれていますが、基礎となる「環境」が改善され人々の暮らしの安定が必要であることを、「SDGs ウエディングケーキモデル」を使って説明しました。
また、日本におけるSDGs目標別達成度合いの推移(2017~2023年)の中の「環境」(No,6,13,14,15)の中でも、特にNo.14の取り組みが進んでいないことも合わせて説明しました。このNo.14(豊かな海をまもろう)は、一人一人の取り組みで改善できることがたくさんあるので、これを取り上げ、どんなことができるか、家族と考えるきっかけにもしてもらいたいという主旨を説明したうえで、今回は試験的な施策として会社の許可のもと海藻おしば教室を開催しました。
参加者は8名と少人数でしたが、社員とその家族の参加により、家庭でのSDGsの取り組みについても考えるきっかけ作りになりました。「海藻おしばづくり」では、色とりどりの海藻に「種類の多さに驚いた」「きれい!」と声が上がり、終了後のアンケートには「楽しい」だけでなく「自分でできる活動について考えてみたい」や、食物連鎖の話から「一つ一つの生き物を大切にしたい」など、環境について考えるきっかけにもなったようです。
●注「ウエディングケーキモデル」とは
スウェーデンの首都・ストックホルムにあるレジリエンス研究所の所長(ヨハン・ロックストローム博士)が考案した”SDGsの概念”を表す構造モデル。SDGsウエディングケーキモデルでは、SDGsの全17目標はそれぞれ大きく3つの階層からなり、それらが密接に関わっていることを、ウエディングケーキの形になぞらえて表されています。
●教室の模様
会場はレンタルの料理教室。水の問題も解決できました。
レクチュアではDVD「ようこそ海の森へ」も鑑賞
親子で仲良くおしばづくりを楽しみました。
親子の会話で環境のことも話せるようになったようです。
●参加者の作品紹介
地球温暖化の急激な進行で、異常気象をはじめ「生態圏」に大きな変化が始まっているようです。さまざまな企業がSDGsの実践を目指して、企業活動を進めていますが、その社内普及にも高い壁が立ちはだかっているようです。
「なんで私たちの会社が『環境保全』なのかを「わかりやすく啓発」しているのが「海藻おしば教室」といえます。
私たちの活動は単なる「モノづくり」だけでなく、レクチュアとして海の森の大切な働きを学び、実技には海の森からの贈りものとして「海藻おしばや万華鏡づくり」を楽しめるものです。
いまでは、日本各地で開催し環境学習として好評を得ております。