質問「人間の死後の状態と聖書の教えについて」

2011年 7月

【質問】死後世界を専門とする海南島のヨハネさんへ。

死後の状態と聖書の教えに就いて。

海南島のヨハネさん、久し振りですね。

お元気ですか。

私は最近、聖書を通して死後世界について学んでいますが、疑問に思うことが多くて大変です。

どちらの死後世界が聖書的なのか納得できる結論に辿り着くことが出来ませんから。

私はどんなクリスチャンかというと、何よりも御言葉に重きを置き、聖書を中心に世界の物事を考えるクリスチャンです。

ですから、もし聖書的根拠が無ければ受け入れられないのです。

死後の状態も同じです。

教会で牧師はよく天国や地獄について教えていますが、もし聖書的根拠を示してくれなければ、地獄はこうだ、死んだらこうなる、と説く牧師の言葉を確信することが出来ません。

別の質問で言ったのですが、私は昔から、人は死ぬとすぐに裁かれその瞬間に天国往きか地獄往きかが決められるのではなく、寧ろ黄泉（ハデス、シェオル）という中間的な場所に降り、そこで最後の審判の日を待たされるという久保有政師の死者黄泉降り説を信じているのですが、最近それは果たして聖書的なのだろうかと疑問に思っています。

最近、知恵袋で、霊魂消滅説を支持するエホバの証人の方達とよく論じています。

聖書には何回も「罪の報いは死である」、「罪を犯す魂は確実に死ぬ」と書かれていますので、正直、彼等の霊魂消滅説（黄泉の世界は無い、黄泉とは最後の審判の時までの無意識状態のことを指す）には説得力が有ると思わされました。

もし神への背きの報いは死で、死は罪への刑罰だとすれば、死後意識のある状態は存在するはずは無いのではないかと考えられるのでしょう。

そういった点でエホ証の死後の状態の説明には説得力が有ると思います。

しかし、同時に、死後にも意識は有りシェオルは状態ではなく実在する世界だという説を裏付けそうな聖書箇所も偶に有ります。

でも、エホ証の方達に聞くと、誤った解釈をしたからその結論に辿り着いたのだみたいな回答が返って来ます。

聖書外典にもシェオルを物理的に存在する場所のように叙述する書物が有るのですが、正典ではないから信頼していいのかと思います。

では、お願いです。

聖書的根拠を示しながら、死後の世界の構造、死後の状態などを緻密かつ解り易く説明して頂けませんか。

霊魂消滅説を否定する決定的な聖書箇所は有りますか。

聖書は人に神の真理を示す為の書物ですので、はっきりした聖書的裏付けが有るはずだと思います。

宜しく。