人生の重大事 | 海南島のヨハネの黙示録

海南島のヨハネの黙示録

キリスト教の元宣教師・海南島のヨハネさんの不思議な体験の数々

2019年8月2日(2)

人生の重大事

話は前後するが、田舎におる時の一生の目標は、仕事で時々見る会社の電気の偉いさんの様になる事であった。

資格を取るために猛勉強をした。

何ヶ月も夜は机に座り、布団では寝なかった記憶がある。

その結果か、…数十年も掛からずとも数年でできてしまった。

こんな人は沢山いるかも。

友人の警察官も同じことを言っていた。

高知で猛勉強して、東京の築地署を志願したら合格してしまった。

でも、思ったほど幸福ではないと…。

私も色々な幸運が重なり、大企業の東京支店の電気の主任になってしまった。

もう、私が目標にしていた田舎の電気主任さえ、羨む状態である。

しかし、喜んでいたのは少しの間で、今度は誰を目標にしようかと考えていた。

「そうだ、要領よく生きるための目標を立てよう…」

と決心し、それから時間のある限り本を読んだ。

武者小路から始めて、トルストイ等…闇雲に本を読んだ。

会社の先輩である友人も同じであった。

彼は、社長の運転手になり念願を果たした様だ。

そして休みには図書館通いをして、人生の目標を探した様だ。

私の場合、人生論は、読めば読むほど暗礁に乗り上げた。

今まで信じていた学者や学問は、いい加減と分かった。

会社の先輩は、

「勉強などは辞めて新橋で陽気に飲んで忘れろ」

と…。

それで実行したが、空虚さは益々ひどくなった。

歩いても涙が出る始末、遂に、自殺を考えた。

決行の前 一晩中泣いていた。

「誰でも良いから私の命を助けて欲しい」

と…。

この祈りを聞いていたのは、イエス様だけであった。

それまでは、「宗教は神話に過ぎない」と、馬鹿にしていたのだが。


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