【質問】海南島のヨハネさん、また殉教の意味について教えてください。
この間は殉教のテーマについての回答をありがとうございました。
ヨハネさんの回答の中でわからない部分があったので教えてください。
>殉教は自殺では無く何かの為に自分の命を投げ出す事です。
>お母さんが自分の子供を助けようとして、水に飛び込み自分は死んでしまった、これは自殺では無いでしょう。
このお母さんの喩えは理解できます。これは自殺ではありません。
殉教の場合は、具体的に何のために自分の命を投げ出すのですか?
そしてそれは命を投げ出さないと解決しなかったことなのですか?
他の方法ではだめなのですか?
海南島のヨハネさんが殉教のテーマで引き合いに出しておられた
「人その友の為に生命を捨てる、これよりも大きい愛はない」
についてですが、このお母さんの喩えでは、自分の子供が死ぬ代わりに自分が死にました。子供に対する自分の愛の大きさを見せるのが目的ではなく、自分が助けないと子供が死ぬから助けたのだと私は解釈しました。
殉教は神を助けるということですか?
海南島のヨハネさんは以前教会で説教をされていたようですが、殉教についてのテーマも説教で取り上げましたか?
私は今までいくつかの教会に行きましたが、殉教をテーマにした説教には出会ったことがありません。
やはり説教者にとっても難しいテーマなのでしょうか?
私はキリスト教主義学校に行っていましたが、そこの説教でも殉教のテーマはなかったように思います。
私のように殉教について勘違いしてしまうと、学校が集団自殺を勧めていると解釈してしまいますね。
【回答】海南島のヨハネです。回答が遅くなりました。
私は現在中国の天津に滞在していますが、時々ヤフーはアクセス不能となります。
子供を助ける為に、お母さんはそうせざるを得なかった、何か他の目的では無い…言われるとおりです。
あなたも自分の子供を持った時、判りますよ。
殉教については色々なケースがあり、私は神学的には殆ど知りませんし、又、私の考えなどは大して価値があるとも思えませんが…。
例1.自分を愛して呉れた神をとても否認することは出来ない。
否認しなかった為に殺された人、日本の迫害時代に多くの人の殉教はそうでしたね。
近年の中国の文化大革命の時には、それで殺された人は何十万人でしょうか…。
神の存在と信仰を否認すれば許された様ですが…。
彼らの信仰も又凄いですね。科学的とか理屈をこねている人たちとは桁違いです。
例2.神に忠実で有りたいと死に至るかも知れない道を選び、死んでしまった人。
神の教えを守っていては、死ぬかも知れない…でもそれを守った。
例3.神から与えられた大きな愛によってそうせざるを得なかった人。
イエス・キリストも、その一人と言えますね。
彼は愛する人類を助ける為、そうせざるを得なかった。
いつも他人を愛する賜物(与えられた性質)を持っている人も同じでしょう。
その他にも例はあるでしょうが、共通して言える事は、神から与えられた愛情です。生まれつきの人間には無いものです。
殉教には天国にて非常に大きい報いが待っています。神を取り巻く宝石の様な席です。
殉教では無く、他の方法では…例3を除いて、その立場の人は色々考えたでしょうね。心が揺れ動いたという記録も有りますね。
長崎の迫害時代、一度棄教して、再度、死を覚悟して信仰を取り戻した人も沢山いた様です。
信仰を捨て昔の自分に戻り、人間の汚さや無意味な人生を味わい、こんな事なら死んでも信仰を取り戻そうとした人達と思いますが…。
現在でも教会から遠ざかってみたものの、以前の自分を経験し、その後また教会に帰ってきた人は沢山います。
命を投げ出すかどうかは、その人の信仰によるでしょう。
他の方法を選ぶかどうかというのは、本人と神様のやり取りでしょう。
殉教も神様から見れば、本人に最も幸いな道と思いますが…。
私は殉教をテーマに説教した記憶はありません。
殉教については深い意味がある様に思いますが、私は天地創造の神の通訳ですので、深い意味は判りません。
殉教を祈りのテーマにして何年がかりでも神様に回答を求める…これも良いですね。
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