01.複数の姿勢が取れるようにしたい
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
皆さん、自宅で過ごしているときの事を考えてみてください。
どんな姿勢で過ごしていますか?
食事を食べる時はテーブルでしょうか。
テレビを見ているときはソファですか、それとも床に寝そべってですかね?
(床に座ってソファーに寄りかかる人が多いと聞きます)
お風呂上がりはどこで過ごしているでしょうか。
介護施設で暮らすお年寄りも、私達と同じと考えてみましょう。いまの介護施設では、好きな姿勢で過ごすことができるでしょうか。
食事のテーブルと、居室を行き来するだけでは悲しすぎます。
食事以外の時間は、リラックスした姿勢で過ごしたい。それならばリラックスできる椅子やソファーが選べるといいですね。
時には床にごろりとなりたいこともあるでしょう。その場合は床はカーペットや畳で低いテーブルも欲しくなります。

床に寝ていても不自然でないインテリアにする必要もあります。
庭やテラスでものんびりしたいですね。テーブルやベンチなどが必要でしょう。
食事の時には、背中が伸びた良い姿勢でいたいものです。食事に適したテーブル・チェアが必要ですね。(「支える椅子」がお勧めです^^)
趣味活動をするときは同様に活動的な姿勢がとれるテーブルでしょうし、リラックスするならゆったりした姿勢になります。
このように、その場所で過ごす目的やその時の気分で必要な姿勢は変わります。
ですので、その為の家具やインテリアが必要になるのです。
利用者の大半は車いすだからテーブルだけあればよい、とは考えないようにしましょう。
移動は車いすを使っても、様々な過ごし方をして欲しい。そのためにはどうしたらよいか?を考えたいですね。
多様な過ごし方が出来る、豊かな空間を目指しましょう。
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>ケアスタディ株式会社
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ドイツが住宅にエネルギーを使わない理由
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
先週、ドイツと日本の住宅の差について書きましたが、今日はその続編的な内容です。
今、日本では「原発ゼロだ」「やっぱり少し必要でしょ」ということが議論されていますね。
元々なぜ原発が必要になったかと言えば、日本には化石資源がほとんどないからに他なりません。
ドイツは日本と同様に化石資源が少ない国です。
そのため、原子力発電に頼る政策を進めていた時期もありますが、チェルノブイリの事故をうけて脱原発に大きく舵をとりました。
そして福島の事故を受けて完全に原発ゼロを決定した訳です。
しかし生活に電気は必要、そのままでは他国から大量の原油を購入する必要がありますが、原油価格は高騰を続けています。
そこで打ち出されたのが徹底した省エネ化です。
国が補助金を出して、住宅の新築や既存住宅の改修に徹底した高気密・高断熱設計とするようにしています。
こうすることで、エネルギーの使用を極力減らそうとしているわけです。
ドイツではすでに自宅の光熱費だけでなく電気自動車の電力まで太陽光パネルの発電でまかない、さらに余った電力を売るという「プラスエネルギー住宅」が実現しています。

プラスエネルギーハウスのモデルハウス。壁も太陽光パネルなのですが、スタイリッシュですよね。
日本でも太陽光で発電し、売電額が使用金額を上回る建物も登場しているようですが、それはあくまで「金額」の話です。
売電の金額が高いので、使用量よりも発電量が少なくても金額ベースではプラスになるという訳です。
ドイツの「プラスエネルギーハウス」は、電気自動車の電気使用量まで含めても発電量が上回るのです。
建物がいかに電気を使わないで済んでいるかが理解できると思います。
脱原発を支持する方が多い日本でも、この取組みは必要でしょう。
住宅は、人がいる部屋だけ暖めるという「がまん」で省エネが実現できていますが…
介護施設はそうはいきませんから、建物そのものをエネルギーをあまり使わずに済む仕様にする必要があるなと強く感じます。
エアコンで無理に温度調節をしなくても室内温度が一定であるということは、建物内は非常に快適になると言えます。
これからの介護施設は「エネルギーをあまり使用しないけど快適」がキーワードになって欲しいと思いますね。
関連記事
>日本の家は寒い、介護施設は大丈夫?
介護施設の設計は「ケアスタディ株式会社」へ。
>ケアスタディ株式会社
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先週、ドイツと日本の住宅の差について書きましたが、今日はその続編的な内容です。
今、日本では「原発ゼロだ」「やっぱり少し必要でしょ」ということが議論されていますね。
元々なぜ原発が必要になったかと言えば、日本には化石資源がほとんどないからに他なりません。
ドイツは日本と同様に化石資源が少ない国です。
そのため、原子力発電に頼る政策を進めていた時期もありますが、チェルノブイリの事故をうけて脱原発に大きく舵をとりました。
そして福島の事故を受けて完全に原発ゼロを決定した訳です。
しかし生活に電気は必要、そのままでは他国から大量の原油を購入する必要がありますが、原油価格は高騰を続けています。
そこで打ち出されたのが徹底した省エネ化です。
国が補助金を出して、住宅の新築や既存住宅の改修に徹底した高気密・高断熱設計とするようにしています。
こうすることで、エネルギーの使用を極力減らそうとしているわけです。
ドイツではすでに自宅の光熱費だけでなく電気自動車の電力まで太陽光パネルの発電でまかない、さらに余った電力を売るという「プラスエネルギー住宅」が実現しています。

プラスエネルギーハウスのモデルハウス。壁も太陽光パネルなのですが、スタイリッシュですよね。
日本でも太陽光で発電し、売電額が使用金額を上回る建物も登場しているようですが、それはあくまで「金額」の話です。
売電の金額が高いので、使用量よりも発電量が少なくても金額ベースではプラスになるという訳です。
ドイツの「プラスエネルギーハウス」は、電気自動車の電気使用量まで含めても発電量が上回るのです。
建物がいかに電気を使わないで済んでいるかが理解できると思います。
脱原発を支持する方が多い日本でも、この取組みは必要でしょう。
住宅は、人がいる部屋だけ暖めるという「がまん」で省エネが実現できていますが…
介護施設はそうはいきませんから、建物そのものをエネルギーをあまり使わずに済む仕様にする必要があるなと強く感じます。
エアコンで無理に温度調節をしなくても室内温度が一定であるということは、建物内は非常に快適になると言えます。
これからの介護施設は「エネルギーをあまり使用しないけど快適」がキーワードになって欲しいと思いますね。
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日本の家は寒い、介護施設は大丈夫?
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
先月、ドイツと日本の住宅について考えるフォーラムに参加しました。
そこで発表された内容が、かなり考えさせられる内容でしたのでご紹介します。

日本の住宅は、最近省エネに配慮して「高気密、高断熱」を謳ったものが増えてきました。
しかし、日本で最高レベルと言われている高気密、高断熱住宅はドイツでは建築基準法の基準以下、法律違反のレベルであることをご存知でしょうか。
ドイツの住宅は室内は平均20℃に保たれています。
温度が低い寝室でも16℃以下にはなりません。温かさが必要な脱衣室などは24℃になっています。
では日本の家はどうか、というと家の中でも温度が5°まで下がる部屋があるというのが実情です。
そのため、日本では人がいる部屋だけを一生懸命暖めます。
そうすると家の中に大きな温度差が生じ、いわゆるヒートショックで健康を害する原因になるのです。
ドイツを中心とする欧州の家は、家全体を暖めています。でも高気密・高断熱を徹底しているので、光熱費を低く抑える事ができているのです。
日本は、暖める部屋を限定してエネルギーをセーブしているのですが、これは健康を犠牲にし我慢の上に成り立っている訳です。
では介護施設ではどうでしょうか?
一般住宅と同じように寒い部屋をつくってしまう訳にはいきませんから、空調を目一杯使って温度をキープしていると思います。
そのため冬は室内が乾燥して、いくら加湿をしても追いつかないということになってしまいますし、電気代も非常にたくさんかかっているはずです。
介護施設もドイツ基準で設計する事で、そこで暮らす方がより快適に過ごせるのではないか、と最近感じています。
今後は、この「介護施設内の温度環境の改善」も私の取組むテーマの一つになりそうです。
皆様の施設の温度環境はいかがでしょうか?
快適に過ごせていますでしょうか?
何かお感じになっている事があれば、ぜひご意見ください。
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