02.緩やかな死角をあえて作る
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
「利用者の見守りをしやすいように見通しのよい設計にすべき」という言葉を良く聞きます。
施設を運営される方が死角の無い設計を望み、設計者がそれに応える形で見通しのよい施設がたくさん作られてきました。
そのため大きなホールのような食堂や、何も遮るもののない広い廊下が作られてきたわけです。
しかし、施設を住まいとして考えてみるとどうでしょうか。落ち着ける環境と言えるでしょうか。
私達が自宅で食事を食べるシーンを考えてみましょう。広さはどのくらいですか?
介護施設は自宅とは違ってもっと大きな人数が暮らす建物ですが、毎回大食堂での食事では落ち着かないですね。
せめて大家族と同じくらいの規模で食事を行いたいものです。大人数でのにぎやかな食事は、外出で行くレストランで味わえば良いのです。
人数の大きな施設であれば、食事スペースは分散させてある程度落ち着ける小さな空間で行えるようにしましょう。
ダイニングとリビングがつながっていたら、連続性は確保しつつ家具などで緩やかに仕切りたいものです。
廊下と食堂がつながっている場合も同様です。廊下と食堂の区分が分かるよう、床・天井・家具などでゾーンを明確にする工夫をしてください。

(廊下と食事スペースをお互いが確認できる仕切りで区分した例)
大きな空間で視線を遮る物がない状況は、いつも見られている、いつも視線を感じながら暮らすということになります。
これでは落ち着かないですよね。
緩やかなに空間を区分けすることで、そこで暮らす方は落ち着く事ができ、職員もその様子を何となく確認することができます。
自宅と同じ、は無理でもなるべくそれに近いスケールの空間でそれぞれが落ち着くことのできる、豊かな空間を目指しましょう。
参考記事
>01.複数の姿勢が取れるようにしたい
介護施設の設計は「ケアスタディ株式会社」へ。
>ケアスタディ株式会社
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東中野キングス・ガーデン現場進捗報告です!
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介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
先月もご紹介した「(仮称)東中野キングス・ガーデン」の現場、11月の状況をご報告しますね。
元々区立の古い保育園が建っており、その取り壊しを現在も行っています。
敷地前の道路が狭く(4m以下です)、大きな重機の搬入が難しいこともあって、解体は困難が予想されました。
重機が使用できないと、時間や人手がかかり、騒音や振動も大きくなって周囲にも迷惑がかかります。
幸いにも現場での工夫によって、現場に運び込めるサイズの重機でほぼ取り壊しを行う事ができています。
1ヶ月半程で、建物上部の取り壊しはほぼ終了し、あとは基礎部分の取り壊しが残るのみとなりました。
騒音や振動で周囲にはご迷惑をおかけしていますが、年内に取り壊しを終了し、年末に起工式を実施する予定です。
現場の様子を写真でご紹介します。(写真提供:今西組)

11月初旬の状況。周囲にご迷惑がかからないよう、防音パネルで現場を囲っています。

鉄筋コンクリート4階建ての建物を、内部から解体します。

11月中旬の状況。4階の外壁まで撤去が終了しています。

さらに撤去が進み、残すは1階のみという状況。

先月末の状況。建物上部の解体はほぼ終了し、ガラの搬出後は基礎の解体になります。

足場も低くなりました。解体工事ももう一息です。
関連記事
>東中野キングス・ガーデン 現場の様子です
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通所介護&リハ11・12月号に連載記事載りました
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
今年の5月から「通所介護&リハ」という雑誌で連載記事を書いています。
「通所介護&リハ」は会員制の雑誌で、基本的に定期購読でお読みいただいていますが、気になった号があれば単独で購入することも可能です。
隔月発刊なのですが、11・12月号では動線の話を書いています。

>通所介護&リハ 11・12月号
通所事業所は、比較的コンパクトな空間で運営されますので、大規模施設ほど動線について考慮されていないことが多いと思います。
しかし、ちょっとした家具の配置でも使い勝手が大きく変わる事はあるのです。
毎日同じような動作を何度も繰り返す事は多いですよね。
少し見直すだけで、無駄な動作、無駄な移動、利用者さんの使いやすさが大きくアップすることがあります。
ポイントは、
・利用者の動線
・職員の動線
・モノの動線(移動)
について考える事です。
ぜひ一度皆さんの事業所も再点検してみてください。
良く使う物を使う場所の近くに収納するだけで、かなりの変化があるはずです。
>通所介護&リハ 11・12月号
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