ヘルパー実習での体験
はじめまして。
最初なので、私がこのブログを書こうと思った一番の原因となった体験をお話したいと思います。
ちょっと肩に力が入った感じになると思いますがお付き合い下さい。
このブログを読んでくださっている方はどんな立場の方でしょうか。
介護の職場で働く方、介護施設の管理者やオーナー、介護施設の利用者など、介護現場には様々な立場の方がいますね。
私は施設を設計する側ですが、私と同じ立場の方もいるかもしれません。
私は、大学の建築デザインの学部を出て、家具メーカーでインテリアデザインの仕事をしていました。
家具メーカーでインテリアデザイン、というとピンと来ない方もいると思いますが、家具を販売する際にそれを設置する部屋も一緒にデザインする場合が多いのです。
そこでたまたま出会ったのが介護施設。上司の指示で担当することになったのが介護の分野でした。
でも、最初は介護施設で何が行われているのか全く想像がつきません。
本を読んだりセミナーに行ったり色々としていましたが、そのうち思いついたのがホームヘルパー2級の取得でした。
ホームヘルパー2級資格なら、ヘルパーの仕事内容も分かり、現場実習もできると思ったのです。
そうして始まった資格講座への参加も最後の実習となった時。都内の特別養護老人ホームに実習に行きました。
(そこは実習生には掃除しかさせない施設だったのですが)
そこでの入浴の風景が私にとって生涯忘れられないものとなったのです。
入浴は、歩ける方や安定して座れる方以外は、皆ストレッチャーに裸で仰向けで寝かせられ、体を洗った後昇降する浴槽に入れられます。
介護施設関係の方は良くご存知だと思いますが、仰臥位浴とか順送式というタイプです。
裸で寝たお年寄りの体を、胸から足まである大きなエプロンをつけた職員が洗います。
利用者は女性が多く、職員は移乗などが重労働なので男性が多かったと思います。
残念ながら、そこには羞恥心への配慮が全く感じられませんでした。
当然、そんなことが嫌なお年よりは拒否します。感情をあらわにして泣き叫んでいまが、職員は構わず洗います。
そんな繰り返しに耐えられなくなったお年寄りは、視点の合わない目線で天井をぼーっと見ています。
こんな恥ずかしいことをされているということに耐えられず、自分の心を守るために心を閉ざしている状態に見えました。(見方によっては「ボケた」ということになるのでしょう)
きっと、現場で働く方も最初はちょっとおかしいなと感じたはず。でもこれしか方法がないのだと思い、続けているのでしょう。
でも、お風呂って楽しい時間でリラックスタイムのはずでは?もっと他に方法があるはずです。
施設に入居しているお年寄りの多くは、入浴は週2回。毎日入れないのですから、せめて入浴の時には気持ちよく楽しんで欲しいですよね。
その時私は「こんな入浴を続けさせていてはいけない。何とかこれを変えなくてはいけない」と強く感じたのでした。
介護施設を暮らしの場としてとらえ、快適な環境にしようという取り組みはかなり進んできました。
しかし、まだまだ住居としての快適性に配慮が不十分な点が多いように思います。
ということで、このブログを通じ、年をとり体が不自由になっても快適に暮らすことのできる環境を、建築士として皆さんと一緒に考えていきたいと考えているのです。
これから、よろしくお願いします。 m(_ _ )m
最初なので、私がこのブログを書こうと思った一番の原因となった体験をお話したいと思います。
ちょっと肩に力が入った感じになると思いますがお付き合い下さい。
このブログを読んでくださっている方はどんな立場の方でしょうか。
介護の職場で働く方、介護施設の管理者やオーナー、介護施設の利用者など、介護現場には様々な立場の方がいますね。
私は施設を設計する側ですが、私と同じ立場の方もいるかもしれません。
私は、大学の建築デザインの学部を出て、家具メーカーでインテリアデザインの仕事をしていました。
家具メーカーでインテリアデザイン、というとピンと来ない方もいると思いますが、家具を販売する際にそれを設置する部屋も一緒にデザインする場合が多いのです。
そこでたまたま出会ったのが介護施設。上司の指示で担当することになったのが介護の分野でした。
でも、最初は介護施設で何が行われているのか全く想像がつきません。
本を読んだりセミナーに行ったり色々としていましたが、そのうち思いついたのがホームヘルパー2級の取得でした。
ホームヘルパー2級資格なら、ヘルパーの仕事内容も分かり、現場実習もできると思ったのです。
そうして始まった資格講座への参加も最後の実習となった時。都内の特別養護老人ホームに実習に行きました。
(そこは実習生には掃除しかさせない施設だったのですが)
そこでの入浴の風景が私にとって生涯忘れられないものとなったのです。
入浴は、歩ける方や安定して座れる方以外は、皆ストレッチャーに裸で仰向けで寝かせられ、体を洗った後昇降する浴槽に入れられます。
介護施設関係の方は良くご存知だと思いますが、仰臥位浴とか順送式というタイプです。
裸で寝たお年寄りの体を、胸から足まである大きなエプロンをつけた職員が洗います。
利用者は女性が多く、職員は移乗などが重労働なので男性が多かったと思います。
残念ながら、そこには羞恥心への配慮が全く感じられませんでした。
当然、そんなことが嫌なお年よりは拒否します。感情をあらわにして泣き叫んでいまが、職員は構わず洗います。
そんな繰り返しに耐えられなくなったお年寄りは、視点の合わない目線で天井をぼーっと見ています。
こんな恥ずかしいことをされているということに耐えられず、自分の心を守るために心を閉ざしている状態に見えました。(見方によっては「ボケた」ということになるのでしょう)
きっと、現場で働く方も最初はちょっとおかしいなと感じたはず。でもこれしか方法がないのだと思い、続けているのでしょう。
でも、お風呂って楽しい時間でリラックスタイムのはずでは?もっと他に方法があるはずです。
施設に入居しているお年寄りの多くは、入浴は週2回。毎日入れないのですから、せめて入浴の時には気持ちよく楽しんで欲しいですよね。
その時私は「こんな入浴を続けさせていてはいけない。何とかこれを変えなくてはいけない」と強く感じたのでした。
介護施設を暮らしの場としてとらえ、快適な環境にしようという取り組みはかなり進んできました。
しかし、まだまだ住居としての快適性に配慮が不十分な点が多いように思います。
ということで、このブログを通じ、年をとり体が不自由になっても快適に暮らすことのできる環境を、建築士として皆さんと一緒に考えていきたいと考えているのです。
これから、よろしくお願いします。 m(_ _ )m