介護環境快適化講座 -28ページ目

浴室改修工事やってます

 
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。


都内の特別養護老人ホームで大規模な浴室改修工事を行っています。その様子を少しご紹介します。


いま改修工事を行っているのは、東京都足立区の「ウエルガーデン伊興園」さんです。


ここの施設長さんは、以前弊社で開催したセミナーの講師を務めてくださった杉本浩司さん。


セミナーの内容は、その当時担当されていたデイサービスを100%近い稼働率に引き上げて運営されていた方法をお伝えするものでした。


その方法とは、どんな認知症の方でも期限を決めて認知症の症状を和らげることを約束してお受けするというもの。


普通に考えると無理そうですが、これを実践し地域から信頼され頼られるデイサービスを実現されていたのです。


この杉本さんですが、その後異動となり一昨年より同じ法人のこの特養の施設長をされています。


今回の工事は、杉本施設長が取組まれている施設の介護を変えていく活動の一環です。


既存の一般浴室、脱衣室を個浴6ヵ所に改修し、特浴はすべて撤去して会議室にするという大掛かりなもの。


さらに、居住フロアをユニット的に運用するために廊下に扉を設けたり、デイルームにキッチンを設ける工事も行います。


また、今までトイレが無かった認知症デイサービスのスペースにも新たにトイレを2ヵ所設けます。


すでに一般浴室の個浴にする工事はスタートしており、一般浴が使えない間は特浴の仮設で設けた浴槽で入浴を実施されています。


コンクリートを撤去する工事があり、大きな音と振動で利用者さんや近隣の方にご迷惑をおかけしていますが、2014年3月末には快適で使いやすい空間が出来上がる予定です。


現場の様子をご紹介します。


20140207_伊興園01
こちらが改修前の一般浴室。この場所に3室の個浴を設けます。手前は元々の浴槽の凹みを利用して浴槽を設置、奥は床を削り浴槽の設置スペースを設けるという大工事です。


20140207_伊興園02
浴室が3つ並んで設けられます。手前には脱衣室を設けます。それぞれの脱衣室できちんと身なりを整えることができるようにしています。


20140207_伊興園03
このような浴室が最終的には6つ作られます。浴槽の大きさは2種類とし、体の状況に合わせて選んでお使いいただけるようにします。


20140207_伊興園04
こちらは改修前の機械浴室。ストレチャーで入るタイプの浴槽が2台設置されています。(右にもう1台あります)


20140207_伊興園05
現在は機械浴槽を1台撤去し、そこに仮設の浴槽を設置して入浴を行っています。この浴槽は浴室が完成しましたらそちらに移設します。


20140207_伊興園06
こちらは認知症デイサービススペースの一角。ここに新たに2ヵ所のトイレを設ける予定です。トイレ内にゴミ箱やホットキャビを置くことのできる収納を設ける予定です。



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一級建築士が語る介護快適化講座

 
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。


私の事務所は千葉にありますが、来週なんと長崎で講演を行います。


ビジネスフェア内のセミナーですが、1時間で利用者さんを元気にする環境づくりについてお話します。


お近くの方、参加無料ですのでぜひお越し下さい。


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株式会社イシマル様主催の「office live 2014」展示会セミナーにて
間瀬樹省が講演を行います。


日時 2014年2月13日11:00~

会場 <島原文化会館>長崎県島原市城内1丁目1177-2
>地図へ

参加費 無料


「一級建築士が語る 介護環境快適化講座
 ~『利用者が元気になれる場』を目指して~」と題してお話しします。


介護施設における食事、排泄、入浴の各場面について、利用者さんが
快適で元気になれる方法とそれを実現する環境づくりについてお話します。


ぜひぜひお越し下さい。


20140205_officelive2014


>イベント案内サイト


>セミナーの紹介及び申し込みページ


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09.調理の過程を確認できるキッチンにしよう

 
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。


介護施設の食事と言えば、どんな食事を提供するのか、メニューの内容や美味しさについて検討されることが多いと思います。


食べる食事そのものも大切ですが、それがどのように提供されるのかについても検討が必要と感じます。


介護施設の食事は、だまってテーブルに座っているとどこからか運ばれてきて、食べ終わると片付けられる…


レストランであれば当たり前ですが、介護施設は住まいであるべき!と考えると不自然な食事であると言わざるを得ません。


自宅での食事を考えると…


食材を買い、材料を揃えて調理を行い、盛りつけをしてようやく食べられるようになりますね。


食べ終わったら食器を下げて、きれいに洗ってから食器棚へ…


でも多くの介護施設での食事は、「食べる」という場面だけを切り取った食事行為になっているわけです。


これを「住まいにおける食事」にするためには、食事を作る過程や片付ける過程が確認できることが必須です。


できれば食事の準備や片付けを見ているだけでなく、利用者さんも参加できるようにしたいものですね。


・大きな厨房の場合は…


とは言っても、大きな施設の場合は厨房が別の場所にあって食事の空間とは離れていることも多いでしょう。


厨房は施設のバックヤードに計画されてしまいがちですが、できれば利用者さんも通る場所に近接して設けましょう。


そして、その一部をガラス張りにします。そうすることで調理の様子を見ることができるようになります。


自分が食べる食事は、この場所で、この方達が作ってくれているのだということが理解できるようになります。


調理する側も、見られていることを意識すると程よい緊張感を持って仕事をすることができます。


そして、すべての作業を厨房でやってしまうのでなく、一部を食事スペースの近くで行うようにしましょう。


盛りつけ、ご飯やお味噌汁の準備などを食事スペースの近くで行うことで、自分が食べる食事への興味がぐんと湧くようになります。


盛りつけなどは、利用者さんも参加しやすい作業ですよね。こうすることで食べるだけでない食事が実現できるようになります。


・小さなキッチンの場合は…


小規模な施設の場合は、食事スペースに近接した小さなキッチンで調理をすることが多いと思います。


この場合お勧めなのは、対面キッチン(あるいはアイランドキッチン)にすることです。


いくつかメリットがありますが、その一つは食事スペースを見ながら調理が行えることです。


利用者さんの様子を見ながら、あるいは話しをしながらでも準備を進めることが可能です。


また、調理をしている様子が見えると、自分も手伝いたいと感じる利用者さんが増えます。


この気持ちは大切にしたいので、座ったままでも車いすでも作業できる低いカウンターやシンクを設けましょう。


食事の準備を行い、みんなで楽しく食べて片付ける、そんな食事が実現できるようになります。


食事を作ってもらって食べさせてもらっている、という受け身の食事が自分が積極的に関わりみんなで楽しむ食事に変わります。


ぜひ介護施設の計画・設計・改修の際には参考にしてください。


20140204_目の前で調理
利用者さんの目の前で調理して食事を提供します。美味しくないはずがありません。


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