タロット2枚引き練習[ソード](1)
本日のお題ソードのエースと力(逆位置)
これからしばらくはソードの正位置を1枚目に選んで、こちらで紹介した2枚引き練習を続けます。今日のテーマカードはソードのエース、そして力(逆位置)です。
<本日のテーマカード>
[現在] ソードの●
<2枚目>
[未来] 力(逆位置)
エースはその最初のカードであるから、王冠を目指して、理念により未来を切り開いていくイメージか。しかし暗い色調と険しい山々の絵から道のりは楽ではなさそうだ。
今日は新しい文献を一つ参照してみよう。鏡リュウジ先生が監訳した「タロットバイブル 78枚の真の意味」の解説を見てみよう。
ウェイト版で、真っ直ぐ上を指している剣は、3本しかありません。『ソードのエース』『ソードのクイーン』そして『11.正義』のカードです。これらが意味するのは、自分が欲することや信じることではなく、真実に目を向け、そこに専念するということです。
レイチェル・ポラック (著), 現代タロット研究(訳)、鏡リュウジ(監訳)「タロットバイブル 78枚の真の意味」朝日新聞出版
何かを始めるぞ!というのは、ワンドのエースにもその要素があると思うのですが、ワンドの場合は個人の情熱ややる気に突き動かされてですが、ソードの場合は個人の感情によるものではなく、真実や理念によるものだと書いてあるのですね。
個人の利益や欲望に従った意思決定ではなく、それが「正」という理念に基づいているのだね。ワンドのエースよりも理性的だね。
2枚目は「力」の逆位置。正位置は一度勉強したね。
(8)力 獅子は自分の内側にもいるのか
【テーマ:恋愛(片思い)担当】次郎太
ワンドの6:これは、、、姫の護衛に私情を挟むことなく任務を全うせよと言われている気がするよ。もちろん、屋敷全体の安全や仕事が円滑に進むことを第一に考えているぞ。
力(逆位置):これは日ごろ、屋敷の警護や仕事をするに際して、わたしが姫を好いている気持ちを抑え込むことに失敗しているということだろうか。
姫[二郎太が仕える屋敷の姫で次郎太の片思いの相手。都一のプレイボーイである頭の中将にあこがれる(だが、まだ頭中将のことは見たことすらない)]。
【テーマ:大人の恋(不倫の恋を成就した)】頭中将
ソードのエース:情に流されずに何かを決断するという意味に思う。もしかしたら、ずるずる続いている腐れ縁を断ち切るなどの意味があるかもしれない。
力(逆位置):腐れ縁を断ち切ろうとしたら・・・思ったより手ごわい。相手の女性ともめごとを起こすのは面倒だし、このままのほうが楽だしな~、いかんいかん、忍耐が必要。
【テーマ:仕事担当】わきちゃん
ソードのエース:新しい分野の仕事に挑戦します。それは、自分が好きだからとかではなく、それが組織全体の役にたつと思うからなの。
力(逆位置):と、最初は志高く取り組んだものの、、思ったより難しい仕事です。今ちょっと腰が引けてます💦
【テーマ:オラクル担当】坊
ソードのエース:あなたの感情や嗜好によってものごとを決定していませんか。その決定や信念は、知性や理性、理念に基づいていますか? 胸を張ってそうだと言えるなら、意思を強くもってその道を切り拓いていってください。
力(逆位置):わくわくやときめきによる意思決定よりも、知性や理性によって決められた意思を貫くのはとても難しいこと。
なぜなら、あなたの心の中には「こんなことしたって私にとってなんのメリットがあるの?」「私がこれだけやっていても誰もこのことを知らないだろう」など、エゴや不安という獅子が動き出すことがあるから。
あなたの中の獅子を押さえつけるのは難しいですが、最初に決めたこの道を切り拓くぞ!という強い気持ちを思い出して。
今回は、「ソードのエース 個人の感情に依らない、真実・理念による意思決定」というタイトルを設定しました。それは、自分のためにワンドとの違いをよく把握するためにつけたタイトルなのですが、本当にソードの意思決定には、個人の感情や欲望が入らないと判断していいのか実は迷っています。
私は、剣を真っすぐに持っているのが『ソードのクイーン』と『正義』だけであることから、概ねこの理解で正しいのではないかと現段階では判断することにしました。
このソードのエースの意思決定は、わくわくとかときめきとは関係のない、もっとクールな、利己的な心を捨てた、情を捨てた意思決定ですね。
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