アンニョンハセヨ~
昨年からテレワークがメインになり、電車に乗る機会がめっきり減ったのになぜ購入したかというと、KドラOSTを聴くためであります\(^o^)/
現在、わたしが音楽を聴くタイミングはもっぱら家事の最中で、いつも台所で音楽を流していました。
ところがこの半年、流す音楽がほぼKドラOSTになったため、先日ついに夫がキレて「俺の耳にK-POPを入れるな」と大クレーム&大バッシングを受け、家の中でOST禁止令が発動されました
そこで、隠れキリシタンのごとくこっそり聴くべとワイヤレスイヤホンを購入したところ、これがもう便利すぎてびっくりなんですよ
なぜなら、炊事や食器洗いの水流音、換気扇の音、掃除機の音がうるさくてもちゃんと聴こえるし、お風呂掃除のときはスマホ本体を外に置いたままでOKだし、掃除や洗濯干しなど移動を伴う家事の最中にもシームレスに聴けるので、ワイヤレスイヤホンを買ってからOST鑑賞時間が格段に増えました
ワイヤレスイヤホンは、電車の中や街中で若者が使うものだと思っていましたがw、Kドラ好きのアラフィフにも便利な代物のようです
ちなみに、洗濯物をたたむときやアイロンがけのときは目の前にタブレットを置いて、Kドラ関連情報や韓国料理、韓国語学習のYouTubeを見ています(ドラマは集中して観たいため、“ながら見”NG派)。
家事の最中に使わない聴力や視力がもったいなくて、隙あらばKドラ関連の情報収集&吸収に捧げる生活ですw
文明の利器よ、ありがとう
*
前置きが長くなりましたが、最近もっぱら聴いているOSTは、先日ハマった「麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」。
そして系図を作った記事は
印象的な曲がたくさんあったので、歌詞の意味を知りたくて、息を吸うよりも自然に購入ボタンをタップ。
以前も書いたように、日本盤CDはライナーノーツに歌詞の日本語訳とハングルのカタカカナルビがあるので、Apple Musicにあってもつい買ってしまうんですよね(「青春の記録」はカタカナルビがなかったけど)
歌詞の日本語訳は、探せばネットでアップされていますが、面倒くさい&好きなジャンルの経済活動に少しでも貢献したいという気持ちもあります
というわけで、まずはパッケージの紹介から。
ジャケ写は、ワン・ソが姪との婚姻が決まってヘ・スに告白できなかった後、2人の気持ちを確かめあった名シーンです。
そして、ピンクのラブリーデザインではないから良い(この作品に限らず、日本でのビジュアルイメージが、なぜかオリジナルと全く異なってラブリーデザインになってしまうことに常々疑問を感じています)。
そして、CD自体のデザインがとても素敵なんです。
アップにしたらわかるかな。ペイズリーっぽい柄のエンボス加工になっていて美しい クリスマスカラーである理由は謎だけど
ライナーノーツの後半は、なぜか1pだけで中途半端なハングルひと言講座、さらにその後ろは2018年のカレンダーになっていました。
なお、このハングル講座ページのやっつけ仕事感や、背表紙の紙帯に書かれた「イケメン皇子たちによるラブコメディー」という安直なキャッチコピーが、制作者側の作品への愛を全く感じることができずに残念でした(絶対ドラマを見ていないと思う)。
ではボーカル入りのDisc1より、印象深い曲を備忘録します~。
1.君のために/EXO-CBX
U-NEXT版では、エンディングテーマが3種類あって、これは後半エピソードのエンディングで使われていました。
歌っているのは、第10皇子ウンを演じたベクヒョン氏が所属するグループですね(K-POPは全然わからないので、EXOのことは今回初めて知りましたw)。
にわかファンゆえ、ウンの声を聴きとれる聴力を持っていないことが無念
コーラス始まりの出だし数秒が遠くに聞こえるアレンジで、それが切なさを醸し出していて、「君のそばに僕がいたことを忘れないで」「同じ空間と同じ時間の中に一緒にいるだろう」「まだ君も僕のことを愛してるかな」とかの歌詞を考えると、未来のヘ・ス(コ・ハジン)へ向けたワン・ソの気持ちに思えます。
メロディ自体も切なくて、ワン・ソの一途な気持ちを思い出して、胸が苦しくなってしまう
主役2人の最初の出会いである、町で遭遇して馬へ抱き上げるシーンにも使われていたので、すでに未来への暗示だったのかな
2.Say Yes/Loco(ロコ)、Punch(パンチ)
U-NEXT版では、前半エピソードのエンディングテーマ。
時代劇にしては意外な、ラップパートのある曲で、これ以外にも「6」「12」にラップパートがありました。
カジュアルなロマンス史劇なので、音楽にラップが使われていても違和感ないですね。
メロディラインのメインボーカルは女性だけど、「偶然君に出会ったけど、これからは偶然でなければいい」という歌詞から、全キャラに適応可能かな。
平和だった前半のウク家で、へ・スが石鹸作りをするシーンにも流れました。
3.愛してる 憶えていて/I.O.I
歌詞の内容はタイトル通り、離れ離れになってもひたすら相手のことを想い続ける気持ちを表現。
でも印象に残っているのは前半の幸せなシーンで、ワン・ソが皇宮に留まることになりウク家を出る前日の夜、庭で初雪が降ったとき。
韓国の有名なジンクス「初雪を一緒に見た男女は結ばれる」が表現された好きなシーンです
同じ敷地内にいるのに、ウクは一人で初雪を眺めていた対比カットもよかった
そういえば以前「ドラマで知った韓国のジンクス」をまとめたのに、初雪のことを書き忘れてた
それと、この曲の歌詞で繰り返されたおかげで「メイル=毎日」「ハル=1日」の2つの単語を覚えました。
4. あなたを忘れることは/Davichi
U-NEXT版では中盤エピソードのエンディングテーマで、ここぞという切ないシーンで何度も流れました。
この曲が流れた名シーンといえば、ライナーノーツでも歌詞の対抗ページ写真だった雨マントのシーン
雨マントのシーンは、このドラマの好きなシーンとして確実にトップ3に入る
「少し離れていても大丈夫です。運命ならまた会えるはずだから」と、2人の悲しい運命を表現した歌詞でした。
ほかにも、ワン・ソが単身で寺に乗り込んで刺客を全滅させた日の夜にヘ・スが慰めるシーンや、ウクが謀反を装った後のヘ・スとの別れのシーン、ヘ・スが皇宮を出るシーンなど、涙必須の場面ばかりだった
5. All With You/テヨン(少女時代)
Cメロからラストサビまでのアレンジが特にお気に入りの曲。
ウヒを演じたソヒョン氏が所属する少女時代のメンバーが歌っているのですね(友情出演的な感じ? もちろんギャラは発生しているだろうけど)。
「世の中に疲れても私たちは一緒に」「最後の愛はあなたのために捧げたい」という歌詞は、ペガを想うウヒの気持ちのようです。
高麗に滅ぼされた後百済の王女としての葛藤も伝わってくるし、ペガと一緒に後百済へ向かう道中で、最後の夜を過ごしたときに流れました。
主役2人のシーンで好きなのは、姪との婚姻が決まって石塔デートで告白できなかった後、改めて気持ちを確かめ合ったとき(ジャケ写のシーン)。
姪との婚姻によって、ヘ・スを皇宮の外へ出すという約束を果たせなくなった、悲しいシーンでもありました
6. 私の心の声が聞こえますか/ Epik High Feat.イ・ハイ
このアルバムの中で一番好きな曲。
流れた回数が多かったので印象に残っていて、イントロのピアノ音だけで胸がギューッとなります
劇中で聴いたときは、ニューミュージック風なジャジーな曲と思っていたのですが、フルで聴くとラップパートがあって意外だった。
ラップパートもすごく切なくて、メロディラインのイメージとぴったり合うんですよ
主に流れていたのは、ワン・ソがどんどんヘ・スに惹かれていくきっかけのシーンに多かったような。
例えば、ヘ・スが最初に化粧をしてあげたとき、ワン・ソがヘ・スを海へ連れ出したとき、皇宮の池を散歩しながら、ヘ・スがそこまで深い意味はなく「私はソ皇子様がいるから一人じゃない」と言ってソがドキドキしたシーン、姪と婚姻することになったことを言えずにボートに乗るシーンなど、ワン・ソの気持ちが主体のシーンでよく流れていました。
7.恋のような 違うような/ペク・アヨン
タイトルの通り、恋の始まりを表現したさわやかな曲。
特にペガ&ウヒカップルのシーンでよく流れていたのを覚えています。
8. 告白します/SG Wannabe
男性ボーカルのフォークっぽい曲。
第3皇子ヨを斬って崖から転落させた後、ワン・ソが一人で泣いているところにヘ・スがやってきて慰めたシーンで流れたけど(ドラマでこのパターン多かったw)、歌詞の内容は「僕が隣で守ってあげる」なので、立場は逆でしたww
歌詞にぴったりだったシーンは、茶美園でヘ・スがジョンを命がけで匿ったとき、ジョンの気持ちが揺るぎないものになったシーン。
後のジョンとヘ・スの関係を思うと、納得の曲です。
このときに使われたかんざしを、ジョンはずっと大事に持っていましたね
9. 必ず帰ってきます/イム・ソンヘ
このドラマを代表する1曲。
キャラクターが死んだときに毎回流れるレクイエム的な曲で、歌詞もそんな内容でした。
一番耳に残っているのは、オ参宮の処刑シーン。
雨マントと同時進行だった忘れられないシーンです。
10. My Love/イ・ハイ
この曲が流れた名シーンといえば、初代皇帝が亡くなる前にワン・ソが1年ぶりに帰京して、教坊の下働きに追いやられたヘ・スと洗濯物の隙間で再開するシーン。
ヒーローが洗濯物の隙間から現れるのは「ノクドゥ伝」もあった好物シーンですが、ロマンス史劇の定番なのか
「結ばれない縁というのは忘れなければられない人」と、これも2人の未来を暗示させる歌詞
後半では、2人で夜中にこっそり外出して石塔前でプロポーズ→でも2人が婚姻を諦めたシーンで流れました。
このシ-ンは、最初はインストゥルメンタルで、サビからボーカル入に切り替わるという、わたしの大好物アレンジだった
11.風/チョン・スンファン
OSTには必ず1曲入っていると言っても過言ではない、男性ボーカルのこってり情念系バラード(女性ボーカルならゴミさん@OSTの女王)。
このタイプの曲がKドラOSTに入っていないと物足りなく感じるのはわたしだけ
それぞれの立場のせいで、ワン・ソとウクが、ヘ・スと別れざるを得ないターニングポイントとなるシーンで流れていました。
「遠ざかる縁は掴めなくて 君を手放す気持ち」と、シーンそのままの歌詞です。
中でもワン・ソとヨナ皇女の婚礼シーンが印象的で、「雲が描いた月明り」の名曲「愛しい人」を思い出しました(同曲も意に反した婚礼シーン)。
12. Be With You/楽童ミュージシャン(AKMU)
アコギのジャカジャカ音で始まる、さわやかで明るめの曲で、これもラップとのツインボーカル。
幸せなシーンで流れることが多かったな。
満天の星空の下で蛍が舞っていて、ワン・ソが「子どもの頃母に会いに行ったらジョンが膝枕されていて、自分の居場所がなかった」という話をしたら、ヘ・スが「きょうだいが下にいる人は皆そんなもんです」と応えて、「お前に話すと悩みが軽くなる」と、ワン・ソがヘ・スを絶対に手放したくないと確信し、「大事な話があるから次の休みは石塔で待ち合わせをしようと」約束するシーンで流れました(結局それは伝えられなかったけど)。
後に、皇位に就いてからヘ・スに膝枕されて昔話をせがむシーンで、このときのエピソードがリンクされていたのもよかった(このときのOSTは「5.All With You」)。
あとは、第10皇子ウン夫妻が逃亡する前夜に茶美園のお風呂場で楽しく過ごすシーンで、2人で未来の話をした一番幸せな時間に流れました。
この後の2人の展開を思うと
13. さよなら/イム・ドヒョク
U-NEXT版では、この曲だけどこで流れたかわからなかった。
タイトルは“別れ”を想起させるけど、曲調は明るめですね。
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シーンの確認のために、ドラマをところどころ見返しながら(=3周め)書いていたら、結局全曲分書いてしまったww
それほど、どれも印象的な曲だったわけです
全体的にミディアムテンポの切ないメロディと、結ばれない運命を表現した歌詞が多く、ドラマをさらに盛り上げてくれたなーと思いだして感慨深かったです
「雲が描いた月明り」や「スタートアップ:夢の扉」「ノクドゥ伝」のように、自分の好みのドストライク曲は入っていないけど、ドラマ自体への愛着がすごいので、お気に入りの一枚となりました
ではまた