連作障害の回避 ~ホウレンソウ~ | ☆間違いだらけのお庭づくり☆

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野菜の中でも最も一般的なホウレンソウだけど、うちの家庭菜園で育てるのは2年ぶり2回目。
一番最初に育てなかったのは、ホウレンソウよりもコマツナの方が簡単だったから。
コマツナは植えたらそのまま収穫まで手間いらず。
葉物野菜でまず何を植えたら良いか聞かれたら、迷わずコマツナをオススメする。
ポパイ(古っ!)の影響で栄養満点野菜の代名詞であるホウレンソウよりも、カルシウムは3倍も含み、カロテン・鉄・食物繊維も豊富に含んでいる。
一方、ホウレンソウはやや発芽しにくいし、酸度はPH6.5程度を好むため苦土石灰で中和してあげる必要がある。日本の土壌は、雨が多い気候のせいでカリウムやカルシウムが流れてしまい酸性に偏る傾向にあるからだ。一番親しみがある野菜の一つだけど、やや気難しい。
でも、ホウレンソウを植えようと選んだのは、連作障害を避けるために作付プランを作ろうとすると、どうしても2~3年で行き詰ってしまうから。
冬野菜に多いのはアブラナ科の野菜で、コマツナ・ダイコン・ミズナ・チンゲンサイ・キャベツ・カブ・ラディッシュ・ブロッコリーなどとても種類が多い。一つの菜園で野菜を育てる場合、アブラナ科の場合は、向う1~2年は同じ科のモノを植えることはできない。
対して、ホウレンソウはアカザ科で、野菜に多いアブラナ科やナス科、マメ科のどれにも属していないのでプランに無理が生じた場合に入れやすい野菜なのだ。ホウレンソウ自体も1年以上は空けた方が良いので、2年に一度は使える秘策となる。違う場所に移して毎年楽しむこともできる野菜だ。
そんなホウレンソウだが、通常は9~10月に種まきするところが12月になった。しかも発芽率が悪くて1月に再チャレンジしてやっと芽が育ってきた状態。残念ながら収穫に至るかどうかは分からないけど、ホウレンソウの旬は冬で、寒さに当てたホウレンソウは葉が凍らないように体内の糖度を高めるために甘みが増し美味しい。
こちらも生育が楽しみ。早ければ3月上旬くらいには収穫ができそうだ。


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家の中で発見!4~5mくらいの小さなクモ。良く見かけるクモだ。
日本のクモ(本)をパラパラって繰ってみたら、ウロコアシナガグモっぽい。
家の中にいるクモって何を食べてるんだろう?何してるんだろう?
「虫って小さい生き物」そんなことは子供の頃から分かっていたけど、その「虫」って実はすごく大きな生き物で、このクモの仲間でも3mmから10㎜くらいのものが多い。
クモの仲間はほとんどが捕食性の昆虫らしいので、こんなミリ単位のクモになる獲物ってどんな虫なんだろ?興味は尽きない。
ここまで考えたら、いつも自分より大きな虫っているのかな?って考えて、ジブリの「風の谷のナウシカ」のオウムを思い出す。思考がリフレイン、そして苦笑い・・・。

ウロコアシナガグモ
アシナガグモ科、アシナガグモ属
学名:Tetragnatha squamata
体長:♀4~6㎜
     ♂3~5.5㎜
出現期:5~7月
網型:水平円網
分布:日本全国
都市部から山地まで広く生息している。都市部の街路樹や庭園・公園の庭木。水田、河原、樹林地、林道、渓流などの樹木の枝葉間や葉裏に小さな水平円網を張る。網の角度は足場の位置によって垂直から水平まで様々。また網を張らずに枝上で近づいて来る昆虫を捕まえることもある。