今日は、簿記一級を持っているのに転職できない人がいる理由について考えていました。
結構いるんですよね。
一年以上かけて難関資格に合格したのに転職出来ない人が。
モブ美の私見ですが、簿記一級を持っていても転職がうまくいかない理由をあげてみます。
経験不足
簿記一級を持っているだけでは、経験が浅く、実務に携わったことがない場合は、転職が難しいことがあります。
企業は即戦力や実際の業務に即した経験やスキルを求めていることがほとんど。
教育に時間も人員もかけられないことも多く、その点で未経験の場合はハードルが高くなることがあります。
簿記一級レベルが必須の求人数が少ない
経理は簿記二級レベルが求められる求人がほとんど。
簿記一級までもっていなくてもできる仕事がたくさんあります。
むしろ難関資格を持っているとオーバースペックになり不採用になることも。
簿記一級の持ち主が増えたため、希少価値がなくなっていることも理由なんだとか。
会計士や税理士のほうが評価される
簿記一級は難しい試験ではあるものの、会計士や税理士の評価には劣る側面があります。
「そこまで頑張るなら会計士取れば?」
「なんで税理士にならないの?」
と思われることもしばしば。
簿記一級を持っていても「すごいね」で終わってしまうのは残念です。
資格と実務経験のバランスは転職の評価で非常に重要なポイントになってきます。
おわりに
モブ美は10年間経理をやってきましたが、簿記一級を持っている人は比較的少なかったです。
それよりも税理士試験の科目合格者と出会う確率の方が高かったです。
難関資格はかなりの時間と労力がかかります。
せっかく取ったのに意味なかったなんて後悔しないように、
何に時間をかけるのか吟味する必要があります。