最初に結論を申し上げますが、簿記２級の需要は高いです。
とくに未経験から経理を目指している人なら絶対といって良いほど取得しておくべき資格です。
それでも「簿記２級を取っても意味ない」という声があるのも事実。
それは、経理以外の仕事をしている人達にとって、評価に繋がりにくい資格であることが要因のひとつです。
もしあなたが経理を目指しているのなら、世の中の「簿記２級意味ない」なんて言葉を気にする必要はありません。
経理の世界ではあなたを助けてくれる一生ものの資格になりますよ。
自信をもって勉強を続けてください。
簿記２級の需要は高い！
経理業界では、簿記2級以上の資格を持っている人の需要が高いです。
簿記２級は、経理の仕事に就きたいと考えている人は、必ず取っておいた方が良い資格です。
ネットやタウン誌で経理の求人を見てみると「日商簿記３級以上をお持ちの方」「日商簿記２級以上必須」など、
簿記の資格を持っている人を求めている企業の求人がたくさんでてきます。
簿記を持っているだけで応募できる求人の数はグンと増えます。
簿記２級が意味ないと言われる理由とは
簿記２級が意味ないと言われる理由は、経理以外の職業では評価に繋がりにくいことがあげられます。
経理以外の職業では、簿記2級を持っているからといって昇給するわけでもなければ、簿記２級の知識を活かした仕事に関わる機会が少ないからです。
接客業の方が「お客様との良好な関係性を作るために簿記２級を学んでいます！」とか、
営業の方が「売り上げ１位を取れたのは簿記２級のおかげです！」なんて話、聞かないですよね。
いや、間接的には役立っていると思いますよ。もちろん。
でも「簿記２級を持っていたから○○できた」という直接的な要因にはなっていないと思いませんか？
経理以外の職掌では、簿記２級が役立つのは限られた場面だけです。
だから簿記2級を取っても意味ない、自分の仕事には関係ないと思われてしまうのです。
簿記の資格がなくても経理の仕事はできる
簿記２級を取っても意味ないと言われる理由のもう一つは「経理の仕事は簿記を持っていなくてもできる」からです。
経理の仕事に簿記２級は必須って言われているじゃん！？と思われるかもしれません。
確かに簿記２級を持っていた方が良いです。
でも、簿記2級がなくても、実務を通して学んでいけば資格がなくても経理の仕事は出来るようになります。
医師や税理士には独占業務があって、その仕事をするためには絶対に資格が必要ですが、
経理の事務員になるだけなら、法律で定められた絶対必須の資格はありません。
実際、簿記を学んだことがない人が経理に採用されるケースもごく稀ですがあります。
簿記の資格よりも実務経験が優遇される
簿記２級を取っても意味ないと言われるのは、実務経験を重視する経理業界の風潮も要因のひとつです。
実際、私も未経験から経理になって感じたのは「簿記で勉強したことと全然違う」でした。
簿記で学んだ知識はもちろん使いますが、会社独自の勘定科目や処理方法に戸惑いましたし、
会計ソフトの使い方が全然わからなくて、
簿記検定で会計ソフトの使い方も教えておいてくれよ…！！！とも思いました。
企業側としては、簿記には合格したけれど、実務経験がない人に経理の仕事を教えるのは大変なんですよね。
私も未経験から経理になってわからないことだらけでしたし、ミスもたくさんしてきました。
働く側としては「勉強になるなぁ✨」という気持ちでいるんですが、ミスされる企業側はたまったものじゃないですよね😅
実務経験がある人を採用したいという企業側の気持ち、今ならよーくわかります。
簿記２級は一生もの！絶対持っておいた方がいいですよ
私は30歳で未経験から経理をスタートした経理としては遅咲き？のほうなんですが、
これまで転職で困ったことがありません。
もちろん不採用になることはあるんですが、何十社も応募して「どこにも採用されない(´；ω；`)」ということはありません。
簿記２級を取って実務経験を積むことができれば、経歴を評価してくれる会社は必ず見つかります。
月収100万円！！なんて高収入な経理の仕事に就くのは難しくても、
手取り月20万円くらいの経理の仕事を見つけるのは比較的容易になっていきます。
簿記２級と実務経験があれば、食いっぱぐれることはまずありませんし、
一生あなたを支えてくれる大切なパートナーになりますよ(^^)
まだ簿記2級を取っていない、あるいは取ろうか悩んでいる人は、今すぐ勉強をスタートしましょう。
人生を変える第一歩を一緒に踏み出しましょう(*^^*)