『レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿を見ていると、
芸術的な要素、科学的な要素が、たくさんの知性と
感性を動員して書かれていることが分かります。
ダ・ヴィンチの言葉に、次のようなものがあります。
・芸術は科学的に学びなさい。
・科学は芸術的に学びなさい。
・感覚を発達させなさい。
・すべてのつながりを重視しなさい。
まさに、この言葉通りに手稿が書かれていると感じます。
ダ・ヴィンチは、芸術、科学と知性・感性のつながりを
一枚の紙を見ただけでわかるように書いていました。
シンキングツールであるノートは、このように
思考が俯瞰できるものでなくてはなりません。』
(天才のノート術~連想が連想を呼ぶマインドマップ
;内山雅人)
学生時代に理系と文系という大きなくくりがありました。
私が抱いていたイメージです。
理系・・・論理、理論体系、科学、技術
文系・・・感性、感情、文化
理系科目は数学や物理、また化学や生物学など、
論理体系ががっつりあるもの。
そこにどっぷりつかっている人を見ると
「理屈っぽいね、理系だね~」 ってイメージがありますよね?
対して文系科目は、外国語学科や文化人類学とか
心理学とかですよね。
言語センスとか、文化的なものを見るとか、
また人の行動にあるものをみるとか、
感性が必要な世界なのかなというイメージがありました。
でも実は突き詰めていくと、
両者は寄り添っていくようなところがあるのです。
理系で、たとえば物理などで新しい発見をしようと思えば、
文系のような感性が必要です。
典型的な例でいえば、
エジソンやアインシュタインのような発明、発見をしていた人は、
おそらく論理的なものを超えたところで感性で
科学をとらえていたのではないかということです。
論理ではたどり着けない思考のジャンプなどがあった
と思うのです。
また文系で、一つの文化的な体系を構築しようと思えば、
事象の論理化が必要です。
心理学などの例でいえば、
○○の法則的なものが結構ありますね。
人間の心理や行動を、統計を取って
最大公約数(規則性)を探り出し、法則化する。
まさにロジックを形成するものですよね?
感性⇒統計(実践に当てはめる)⇒法則化(論理化)
ということですね。
物事を少し高い位置から、俯瞰すると、全体像が見えてきて、
本質が見えてくるとも言ってもいいのかもしれません。
今日も成功をお祈りしています、お読みくださり感謝します。