革小物 初の大量生産依頼《製作前編》 |  左利きの雑記。

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あまのじゃくが独特な視点と感性で日常を描いております。
主にバイクとバス釣りがメインの内容です。

ではまず、作る道具を紹介します。


①30cmメタルスケール(ダイソー)

②ショックレスハンマー

③カッター板(ダイソー)

④ステンレスの蓋(ただの硬い台代わりです。)

⑤硬質ゴム板&3mmポンチ(ダイソー)

⑥クジリ(ダイソー)

⑦15cmメタルスケール(ダイソー)

⑧カシメ打ち台&打ち棒

⑨打刻用治具(手作り)

⑩13mmカット用治具(手作り)

⑪ペーパーナイフ(ダイソー)

⑫カッター


とまぁこんな感じで。何だかいっぱい道具あるように見えますが。

ダイソーで揃えたモノが多く。まともな革用品としてはカシメセットと硬質ゴム板くらいですね。



まずは、1枚の大きな革から、幅13mm、長さ150mmの革を切り出します。

うっかりその大事な写真は撮り忘れたので、写真ありませんが。



切り終わった状態がこんなんです。

これにまず、油を染み込ませます。

ムーさんが使うのは馬油です。基本コレです。

普通の100%馬油なら、薬局にも売っています。


保湿&防汚&エイジングへのおまじないです。


油が塗り終わったら、一晩くらい放置して、油を浸透させます。

油塗ってすぐは、濡れたように色が変わりますが。

翌日にはだいたい元の色に戻っています。(少し色濃くなりますが。)



続いて、番号打刻作業です。

「この数字って、どうやって付けているんですか?」って質問が多いので。

これでわかるかな?

まずムーさん特製の治具に、革をセットします。

こうすることで、いつも同じような位置に数字が打てるんです。


で、数字の打刻棒がコレ。

この9本セットで2500円くらいするんですよ。高いでしょ。

連番があるので、コレがもう1セットで約5000円www



数字を打つのは基本1ケタずつ。

治具に付けた印に合わせてセットして、ハンマーで叩きます。

1ケタ打ったら、その打刻を残したまま、となりに次の打刻を揃えて

で、最初の打刻を外してから、次の打刻を打ちます。

これに慣れるのが難しかったですね。今でもちょっとズレますwww

で、1発打ったダケでは、ちょっと彫りが薄いので。

治具から外して、もう数回、重ねて打刻します。



打刻が終わったら、次はのりしろの印付け。

ペーパーナイフの先端で、革の表面と、裏に計4箇所、印を付けます。



で、印を付けた場所に接着剤を塗って、貼り付け作業を行うのですが。

革の表面には先ほど塗った油しかり。やや艶のある面になっていて、

接着剤が付きにくい状態になっているので。

カッターの背を使って、表面を削ります。

自動車塗装業界では、これを「足付け」と呼び。

建築塗装業界では、これを「ケレン」と呼んだりします。

こうすることで、接着剤の付きが良くなるんです。



で、使う接着剤は、誰もが絶対に知っているであろう。

木工用接着剤。
(木工ボンドと呼びたい所ですが。セメダインですwww)


革専用接着剤ももちろんありますが、コレで事足りているので。

ムーさんはずっと木工用接着剤を使っています。

のりしろの印に合わせて接着。




2回目は反対側を折りこんで接着するのですが。その時点で、

キーホルダーのリングも通します。


あとは接着剤が乾くまで、指で押えとけばいいのですが。

ウン時間もそのままでいられないのでw


洗濯バサミ(これもダイソー)を使って固定。

直接洗濯バサミで挟むと、ギザギザの痕が付いてしまうので。

柔らかい革を間に挟んでから、洗濯バサミで挟みます。


この後、数時間放置しておきます。(速乾だから、たぶん5分くらいでガッチリ付いていますがwww)



いつも10個ずつまとめて作業しているで。

こうやって並びますwww



つづく。