のんびりかあさんの日記 -3ページ目

のんびりかあさんの日記

娘(9歳)は喘息でアトピー。息子(6歳)は食物アレルギー。



家族みんなの健康のために

『なるだけ手作り』かあさんの日々です。

子どもたちの食に関わってみて~1~
子どもたちの食に関わってみて~2~
からの続きです。


低予算で、安心安全なおやつを!
それを実現できたのには、訳があります。

それは知り合いに農家さんがいたこと。

旬の新鮮な野菜を、本当に「え!?いいんですか!?」
という価格で分けていただいていました。
本当に本当に、ありがたかったです!m(_ _ )m

真っ赤に熟したトマト、もいだばかりのとうきび、などなど
今の今まで畑にあったものを、食材として使えるなんて
ものすごく贅沢です。キラキラ

そのためなら、片道2時間かけて車を飛ばしていく価値ありです。

とれたてのお野菜を使ったおやつ...。
一番好評だったのは、野菜スープでした。
味付けは塩だけです。コンソメ顆粒などは一切無くて充分おいしい!

子どもたちが、野菜の具がたっぷりのスープを
おかわりしてぺろりと平らげるなんて、ちょっと意外じゃないですか?
特に野菜好きの子ども達ばかりな訳じゃないんです。
野菜苦手~!普段の食事では残しちゃう~、って子がいっぱいいます。

そんな子ども達がなぜ!?
先生達も、お母さん達もびっくりしていました。

私も、何も言わずに黙って野菜スープを出したら、
きっと食べてもらえないだろうな~...と思っていました。

だから、まず食材の野菜達を子ども達に紹介して、
触ったり、においを嗅いだり、じ~~~っとみたり、そんな時間を作りました。

土付き、葉っぱ付きの人参。
ひげも皮もそのまんまの、とうきび。
ズッキーニに、大きな夕顔の実。
大人の腕で、一抱えもあるほどの大きなキャベツ...などなど。

その辺のスーパーでは、あまり見かけない容貌の野菜達。
子ども達は興味津々!

いっぱい野菜に触れてもらったら、今度はそれぞれの野菜達が
どんな風に、みんなの味方をしてくれるのか説明しました。

目を良くしてくれる、傷が早く治るお手伝いをしてくれる、
体にたまった熱を外に出してくれる、
体に入ってきたばい菌と戦うお手伝いをしてくれる....。

それぞれの野菜には、みんなそれぞれの役目があって、
まるで正義のヒーローのように、みんなのお腹の中からみんなを応援してくれる。

そして、お母さん達がみんなのために
「おいしくな~れ、元気にな~れ♪」って、心をこめて作っている。
これは、魔法のスープだよ~(^O^)/
そんな風に話をしました。

実際に我が家では、家族が体調を崩したとき、
その症状に合わせた野菜を使ってスープを作ります。
我が家では、魔法のスープは定番です。

そんな前置きがあっての『いただきます!』だったので、
子ども達は、楽しみながら、たくさんたくさん食べてくれました。

子ども達のおいしい顔を見ているだけで、
私にとっては充分すぎるほどのご褒美なのですが、
このスープには嬉しいおまけがいっぱいついてきました。

野菜嫌いだったはずの子に、スーパーの野菜コーナーで
「お母さん!僕これ知ってる!おいしかったからうちでも食べたい!買って買って~!」
と、ねだられたと、その子のお母さんから電話がきました。
お菓子や玩具じゃなく、野菜を我が子からねだられるなんて!と。

そこのお宅では、いつもは苦手だしどうせ食べないからと、
メニューから野菜は外してしまう事が多かったそうです。
でも、これなら!と、おいしく野菜を食べられるレシピを教えて欲しいと
リクエストをいただきました。

幼稚園の先生達からも、お母さん向けのレシピをぜひ自分たちにも
もらいたい!と、リクエストをいただきました。

園で顔を合わせる度に、配分や使う野菜をかえて
色々チャレンジしている事など、教えて下さる先生もいました。
結婚前の、うら若き乙女の先生達が、熱心にチャレンジして下さるのは
とっても嬉しかったです。

こんなにいっぱいご褒美をもらえる仕事なんて、
そうそう無いです!

だから、ヘトヘトになっても、ヨレヨレになっても
よし!次いこうか!と、なれるんですね。

次回でまとめ....られるかな?σ(^_^;)

子どもたちの食に関わってみて~1~ からの続きです。

最悪の場合、私一人で120人分のおやつを用意する事も覚悟して
引き受けたおやつ作りでしたが、この1年で1度としてそういう回は無く、
いつも、何人かのお母さんたちが参加して下さるという、
大変ありがたい状況でした。

私の役目としては、まずメニューの考案。
予算、アレルゲン、時間、などを考慮して、
できそうなものを絞っていきます。

メニューが決まったら、実際に作ってみます。
レシピ本などを見てメニューを決めたとしても、
我が家で消費できる最大限の分量で、必ず実際に作ってみます。

やってみないとわからないちょっとしたコツや、
分量を増やして作る事によって出てくる不具合が必ず出てきます。

限られた人数と時間の中で、調理をこなすための指揮を執るのも
私の大事な役割です。
スムーズな作業のためには、試作がとても大事です。

それから、初心者のお母さんが参加してもわかりやすいように
レシピを作ります。
ちょっとしたコツや、注意事項なども書き加えていきます。

作るレシピは二通り。
120人分のと家庭で作りやすい分量のものです。

家庭で作りやすい分量のレシピは、必ずお便りとして印刷し
幼稚園に通う全家庭向けに配布してもらいます。

アレルギーがあるからと諦めていたメニューが、
それほど難しくなく、手間もかからず、作れますよ~♪ということを
知っていただきたかったのが理由の一つとしてあります。

お仕事などで忙しいお母さんが、実際に調理手伝いには参加できなくても、
子どもたちがお家に帰って「今日出たおやつ、また食べてみたいな♪」
と言ってくれたとき、レシピさえ手元にあれば、
おうちでも簡単に再現できるというのが二つ目の理由です。

それから、おやつでどんな食材が使われるのか、
全ての食材が事前にわかっているということは、
食物アレルギーの子どもを持つ親として、
どれほどの安心に繋がるかというのを、私自身、
身を以て経験しているため、と言うのが三つ目の理由です。

これ実際やってみると、結構大変な作業でした。あせる

我が子たちは、色々なおやつを事前に試食できるので
大変喜んでいましたけどね。苦笑

レシピが完成したら、予算を考慮しつつ買い出しです。
事前計算は欠かせません。
なんと言ったって、一人当たり50円で何とかしなくちゃなりません。
普段自分の家の家計は、見て見ぬ振り、ずぼら~な私も、
ここでそれは通じません。orz

少しでも安く、でも!できるだけ安心、安全な食材を.....
と、ここでまた無い知恵を絞りまくる訳です。汗

続きます。
先日やっと、この1年関わらせてもらった活動が終わりました。

その活動とは「幼稚園でのおやつ作り」です。

様々なタイプの食物アレルギーを持つ子どもの増加に伴い、
幼稚園で出すおやつのメニューが年々難しくなってきている、
というのが話の発端でした。

園で出してくれるおやつは、先生たちの手作りです。
でも、アレルギーに詳しい先生がいないのと、忙しい保育の合間を縫っての調理になるので
いつも同じ様なメニューになってしまうとの事でした。

いつも似た様なメニューであるという事に、不満を持つ保護者もいるようで、
園ではどう対応していったら良いか?と、役員会で話題になりました。

うちの息子も、食物アレルギーです。
今まで除去食を作るにあたって、私が積み重ねてきた工夫や知識が、
他の子どもたちのために、少しでも役立てられるのならと思い、おやつ作りを買って出ました。

園には、小麦、卵、鮭、鶏、柑橘類、りんご、のアレルギーの子どもたちがいます。
予算も限られていますし(1人約50円)、1度に作る分量は約120人分です。
オーブンレンジは小さなのが1台あるだけなので、これを使ったメニューは現実的ではありません。
冷蔵庫は、家庭用の普通の冷蔵庫が2台で、他の食材が入っている事もあり、フルには使えません。
おやつは検食分が朝の10時半まで、全員分を最低でも10時50分までに仕上げなくてはなりません。

これを、数人のお手伝いのお母さんたちと一緒にこなすのです。
お手伝いは作業ごとに募集し、どれほどの人数が集まるかは不確かです。
最悪の場合、私一人......なんて事も???

さぁ、どうする?できるのか?

一度自分でやると引き受けたことです。
武士に二言は....いえいえ、主婦に二言はありません。
きっちり落とし前をつけなくてはいけません。
だって、我が子にもそう言って育ててますしね。汗
「自分のやったことの落とし前くらい、自分でつけてこーい!」ってね。あせる

次回に続きます。