先日やっと、この1年関わらせてもらった活動が終わりました。
その活動とは「幼稚園でのおやつ作り」です。
様々なタイプの食物アレルギーを持つ子どもの増加に伴い、
幼稚園で出すおやつのメニューが年々難しくなってきている、
というのが話の発端でした。
園で出してくれるおやつは、先生たちの手作りです。
でも、アレルギーに詳しい先生がいないのと、忙しい保育の合間を縫っての調理になるので
いつも同じ様なメニューになってしまうとの事でした。
いつも似た様なメニューであるという事に、不満を持つ保護者もいるようで、
園ではどう対応していったら良いか?と、役員会で話題になりました。
うちの息子も、食物アレルギーです。
今まで除去食を作るにあたって、私が積み重ねてきた工夫や知識が、
他の子どもたちのために、少しでも役立てられるのならと思い、おやつ作りを買って出ました。
園には、小麦、卵、鮭、鶏、柑橘類、りんご、のアレルギーの子どもたちがいます。
予算も限られていますし(1人約50円)、1度に作る分量は約120人分です。
オーブンレンジは小さなのが1台あるだけなので、これを使ったメニューは現実的ではありません。
冷蔵庫は、家庭用の普通の冷蔵庫が2台で、他の食材が入っている事もあり、フルには使えません。
おやつは検食分が朝の10時半まで、全員分を最低でも10時50分までに仕上げなくてはなりません。
これを、数人のお手伝いのお母さんたちと一緒にこなすのです。
お手伝いは作業ごとに募集し、どれほどの人数が集まるかは不確かです。
最悪の場合、私一人......なんて事も???
さぁ、どうする?できるのか?
一度自分でやると引き受けたことです。
武士に二言は....いえいえ、主婦に二言はありません。
きっちり落とし前をつけなくてはいけません。
だって、我が子にもそう言って育ててますしね。
「自分のやったことの落とし前くらい、自分でつけてこーい!」ってね。
次回に続きます。