3.
予備校の活用方法について

下記は、どの予備校が良い・悪いということではなく、自分の学習経路を踏まえて、各予備校の使い方をコントロールすることが必要、ということです。
3-1. TAC

1年目は1次試験を中心に、2年目以降は2次試験を中心にTACの教材と教室講義で学習しました。そのため、私の2次試験対策のベースはTACメソッドです。他の予備校に変えなかったのは、2年目である程度固めた事例の解き方について、大幅な変更をすることは、効率が悪くリスクも大きいと考えたからです。教室講座でしたので、講師の先生が非常に親身になって学習の仕方やモチベーション向上の相談に乗っていただけたことも予備校を変更しなかった理由のひとつです。
また、TACの演習の教材は、設問・本文・解答の整合の緻密さという点で、教材の品質が高いため、2次試験のアウトプットの練習は、TACで行うのがよいと自分なりに判断したからです。
3-2. AAS

AASは、3年目に事例Ⅳを徹底的に強化するために、AAS東京の「事例Ⅳイケカコノート特訓」のオプション講座を受講しました。4年目は事例Ⅰ強化の目的で「事例Ⅰ・これだけやればA判定」のオプション講座を受講するとともに、年間を通じて、AAS名古屋の「読み書きトレーニング(春秋要約)」、AAS関西の「中小企業白書Web特訓」を受講しています。
「読み書きトレーニング(春秋要約)」は、自分の一番の弱点だった文脈を読んで全体を俯瞰する非常によい訓練になりました。添削は週次ですが、春秋要約は毎日行いましたので、「読む/考える/書く」という訓練のサイクルを回すことができたのも良かったと思います。「中小企業白書Web特訓」は、事例を解く前提で必要な中小企業白書の知識を蓄積するのに有効でした。最後に解答の方向性を決める際に、国の考えている方針を意識することができました。AASの教材は、解答の書き方(e.g. 主語を明記することで採点者が採点ポイントを把握しやすいなど)という点でも、改めてスキルを強化する教材になりました。
3-3. MMC, LEC

1日4事例をこなす感覚を身体に染み込ますことを目的に、4年目は、MMC 4回、LEC 2回の模擬試験も受験しました。TAC 2回、AAS名古屋 2回も受験していますので、過去問等を使ったセルフ模試も含め10回以上、本番と同じ時間帯で4事例を解いたことになります。
解説の査読と振り返りから、それぞれの予備校の考え方で自分が納得できることは貪欲に取り込んでいきました。ただし、前述したように、全ての予備校の考え方を混ぜてしまうと、軸のない状態になってしまうので、自分の場合は、あくまでTACメソッドを中心に、AASの教材で弱点を補強し、MMCとLECはこんな考え方もある、ということを知る意味合いが大きかったと思います。(これは、どの予備校が良い・悪いということではなく、自分の学習経路を踏まえて、そういう使い方をするようにコントロールした、ということです。)
(続く)
