舞台「夕凪の街 桜の国」(追記あり) | こうのの日々

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漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。


ねえねえ、ここ、どーこじゃ?

はい。

広島駅南口です!


というわけで、先週の金曜日の夕方、わたしは広島におりました。

舞台「夕凪の街 桜の国」 

のゲネプロ(予行演習)を観劇するためです!


この舞台はおかげ様で、何度目かの再演ですが、広島での公演は初めてです。

わたしもこれまでなかなか日取りが合わず、今回が初観劇となりました。


「夕凪の街 桜の国」は、何度か映像化や舞台化されていますが、そのつど改変が宿命づけられています。

「現代まで続くヒロシマの影」を主題としているため、そのつどの「現代」を描き直し、設定をそれに合わせて調整せねばならないのです。


今回の舞台の時代設定は、原作通りの2004年でした。

大きく違うのは、七波が駆け出しの漫画家、という設定になっている点です。

で…。

七波がヒロシマや創作に対して思うことなんかに、わたしが他の著作やインタビューで語った事が盛り込まれているのです。

ちょっと照れくさいな…、と脚本を読んだ時点ではドキドキしていましたか、西脇彩華にしわきさやかさんの元気いっぱいの熱演で、

あれ!? わたし可愛いじゃん!?

という妙な錯覚に陥って、ウットリしてしもうたわい…。


歌と踊りもたっぷりでした。

どの人も陽気で、我先にとすぐに歌いだし、京花や皆実がニコニコ踊っている姿は、見ているだけで感謝感謝で、涙が出てきました。

描けてよかったんだな、という思いに満たされました。

ストレイドッグの皆様、脚本と演出の森岡利行もりおかとしゆきさん、素敵なお芝居にしてくださって、本当にありがとうございます!!


終わった後、舞台に上げてもらって、記念撮影していただきました。

隣は皆実役の本間日陽ほんまひなたさんでした。

わたしは芸能人にうといので、この方を拝見するのは多分初めてです。

それが!

間近でくるっとこちらを振り向かれた瞬間、ものすごい眩しさで正視できなくなりました!

確かに、舞台の上なので照明も当たってはいました。

しかし、これまでにない感覚でした。

あれが「オーラ」というものなんだろうか!?


森岡利行さんと撮ってもらった写真をいただきました。

終わった時点ですでに21時近くでしたが、翌日の本番に向けて、その後も直しがあるようでした。

役者さんは体力勝負なんだな…、と思いながら、県民文化センターを後にしました。


広島公演は終わってしまいましたが、東京公演は来週末(9/1〜3)です。

さらに。

東京での公演を収録したものが、全国12か所の映画館で上映されることになりました!

詳しくは上のストレイドッグさんのサイトで発表されると思います。


あなたにも、ご覧いただけると嬉しいです。

ではまたね!

先日も、この舞台についてちょっと書いていました。