森下文化センターの巨大原画 | こうのの日々

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漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

うがー! 

ひとつの記事には写真は15枚までしか載せられんのか!


…落ち着け落ち着け。

こうして続きを載せればいいんだぞ。

というわけで、こうの史代です。

というわけで、前回の続きです。


森下文化センターには、太田じろうさんの展示以外にも、ものすごいものがありました。

まず入口に!


永田竹丸さんと山根青鬼さん赤鬼さんの合作巨大原画です!
しかも!
さらに2点も!
山根青鬼さんの単独の巨大原画が!!
相変わらずおちゃめで癒される…。
近所に住んでいる人が羨ましい…。

この森下文化センターには、のらくろの展示もあるはずなのですが、今回は見そびれました。
この巨大原画にもまた会いたいし、またゆっくり来ようと思います。

さて。
帰ってすぐ、これをネット古書店で見つけて買いましたよ。
「ちんらいちゃん」
太田じろう著 講談社 です!
中身はこんな感じ。
信心深い仕立て屋りい夫妻が、悪い少年ちんぷうに騙されたり盗賊に遭ったりで文無しになるけど、天女の助けで優しい少女ちんらいに出逢って幸せになるお話です。
この薄い本にいっぱいに詰めこまれた多様な技法や色遣いは、ちいさな読者さんたちに漫画や絵の可能性を伝えるための工夫だったのだな、と気づきました。
物語も面白いのですが、図録としても楽しめる、本当に美しい本でした。

原画展では「こぶたのぶうちゃん」「こりすのぽっこちゃん」が復刻されていました。
第3弾があるなら、ぜひこの「ちんらいちゃん」を復刻してほしいなあ。

ところで、最近こんな推理小説を読んでいました。
有名すぎて今さら恐縮ですが、めちゃめちゃ面白くて、思わず登場人物を描いてしまいましたよ。
推理小説好きのあなた。
イメージと違っていたらごめんなさいね!

ではまたね。

山根青鬼さんの話はこちらにも。