こんにちは!
蜂窩織炎ほうかしきえんで熱ぼったいうちに確定申告を終わらせて、気分も晴れ晴れ。こうの史代です。
前回の続きです。
謎は解けてすっきりしましたが…、今度は弥山に徒歩で登るかどうか悩むところです。
とりあえず厳島いつくしま神社にお参りして考えようかな、と思ったけどいつものことながら行列が出来ていたのでいつものことながら諦めました。
わたしは宮島には子どもの頃から本当によく来ているはずなんですが、厳島神社にはたぶん3回くらいしかお参りしたことがないと思います…。
そしてまた、すぐそばの千畳閣せんじょうかくにやって来ました。
ここでおみくじを引いてみました。
しかも、結ぶところが見つけられず、仕方なく持ち歩くことに…!
そこから紅葉谷公園を通って、ゆっくり登っていると、雪が降って来ました。
厳島神社の人込みとはうって変わって、人が全くいません。
そういえばここの猿はけっこう凶暴だったっけ、と思いました。
山道が狭くなったところで、行く手に仲良しアベックが見えました。
ひとりが座り込んでいて、もう1人が手を引っ張って起こしたりしています。
うっ…。
この人たちの後ろに迫りながらついて行くのはものすごく気まずい…。
しかし、このスカートで革靴という軽装で、すいすい追い越して登る自信もない。
ええ。
おみくじのお告げに従って、引き返しましたよ。
引き返す途中、溝に鹿がはまっていました。
そして、もう少し先の大聖院だいしょういんというお寺を訪ねることにしました。
わたしはここには初めて訪れました。
不思議なことにこのお寺、
なんだか妙に居心地がよくて、ちょうど御祈祷が始まったので見学させてもらったり境内をぶらぶらしたりして、気づくと1時間半も滞在していました。
あとごめんなさい!
今年のお正月に「からす天狗さんもソロ活動したらいいのに」などと語っていましたが
すでにソロで頑張っていらっしゃいました!!
その後はおみやげ屋さんをのぞきながら港に戻りました。
今は宮島焼きという焼き物の人形や食器が多く売られていますが、わたしが子どもの頃はそれほど多くなかった気がします。たんに興味がなかっただけだろうか。
その代わり、昔はよく見かけた寄木細工がほぼ無くなっていました。
伝統工芸にも流行があるということなのでしょうか。
あと、どの店先にもあったピンクと青のビニールの鹿も無くなっていましたな。
16時台の新幹線に乗るつもりでしたが、なんとなく2時間早い新幹線に変更して、17時前に京都に着きました。
翌朝、テレビを見て、予定通りの新幹線に乗っていたら大混乱に巻き込まれていたことを知りました。
あのおみくじは本当に当たっていたな、と思いました。
小学生の頃、ものすごくお願いして父に買ってもらった宮島の寄木細工の貯金箱です。
ご覧の通り古ぼけていますが、今も大切な宝物です。
しまってある鍵で屋根部分を開けるのです。
ではまたね!