天岩戸神社と謎の光 | こうのの日々

こうのの日々

漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

前回は、年末年始に愛媛県と香川県に行ったことを書きました。
元日のお昼前に帰ってきましたが、夫が休みで自宅に居るので、ひとり仕事を始めるのもはばかられ、だらだら過ごしていました。

 

そして3日の朝、ふと思いました。

「そういえば、あの神社もさすがにお正月なら社務所が開いているんじゃないかな…?」

あの神社というのは、元伊勢内宮の奥にある、天岩戸あまのいわと神社のことです。

そこで、古いけど持ち歩かないから全然埋まっていない御神印帳を持って、お参りに出かけることにしました。

 

丹後鉄道の大江山口内宮おおえやまぐちないくから歩いて20分ほどでしょうか。

のどかな山道を通って、
その脇に渓流に降りられる階段があって、天岩戸神社はその先です。
左の屋根が社務所です。
右の道の先が天岩戸神社です。
お参りするのはなかなか大変なので、この社務所のそばのちいさな屋根が遙拝所になっていて、ここからもお参りできるようになっています。
どう大変なのかというと…すみません! 撮ったはずの写真がなぜか無かった!
去年の6月に撮ったものですが、ご覧ください。
あの時、このブログに書いたと思っていましたが、なんか書きそびれていましたね。
どうよ!
手前に垂れている鎖につかまって、岩を登って参拝するのです!
寒くて手も足も滑りそうだったので、今回は登りませんでした。
 

社務所はやっぱり、ありがたいことに開いていました!

中は狭いのに、白い服のニコニコ兄さんが3人並んでいて、とても縁起がよさそうです。

御神印帳を差し出すと、奥の引き戸が開いて、もうひとり白い兄さんがのぞいて、御神印帳を受け取りました。
 
待っている間、お守りを見ていました。
12年ほど前、初めて内宮にお参りした時買ったキーホルダー(600円)と同じのがあります!
同じのがまた欲しいなと思っていたけど、前回内宮を訪れた時にはもう売っていなかったものです。
 
ふと横を見ると、夫が珍しく水晶の腕輪(1800円)をガン見しています。
そして、本当に吸い寄せられるように手に取りました。
水晶の間に青赤白黒の石が1つずつ配してあって、なんとも神々しく見えます。
 
御神印は300円でした。
受け取って、キーホルダーと腕輪も買って、ニコニコ見送られて階段を登ると、みぞれ交じりの霧雨が降りだしました。
雨で写真を撮るどころでなかったのが残念ですが、時おり陽がさしてキラキラ輝いて、冷たいけれどきれいでした。
 
元伊勢内宮ないくう(皇大神社こうたいじんじゃにもご挨拶。
なにやら青いもやが神秘的に写っていますが、たぶん焚き火の煙です。

ここでも御神印を貰おうかと思いましたが、雨と、お参りの人が多かったのと、なんとなくまだ天岩戸神社の余韻に浸りたかったので、次の機会に延ばすことにしました。

石段を降りて駅の方へ向かうとやがて、さっきの雨が嘘のように晴れてきました。
駅前の「観光センター」で年末食べそびれたおそばをいただいて、
列車が来るまで駅周辺をぶらぶら歩いてみました。
逆光で、すすきの穂が輝いて揺れています。
…ん?
太陽の真下あたりに、謎の円い光…が…?

撮った時は逆光で全く気づきませんでした。

同じ場所を撮った他の写真には、微妙に角度が違うせいか写っていませんでした。

まさに、鏡(下の光)と、それを珍しがって出てきたアマテラスさん(太陽)みたいだな、と思いました。


福知山駅に向かう列車は、けっこう混んでいました。
大きなカートを持ってぐったり眠っている人があちこちに座っていて、帰省から帰るところのようでした。
 
帰って、キーホルダーを筆入れに付けました。
そしてよく見ると、前のと同じでなかったことに気付きました。
前のはなすびが鈴になっていたけど、これはなすびに鈴が付いていたんだな。

しばらくして、なすびがヘタから外れてしまいました。
むむ、もう壊れたのか?
と思ったら!
中からちいさなちいさな金ぴかの
かえるさんが!!?
これ、気づかないままの人いるんじゃないのかな?
あなたも同じものをお持ちなら確かめてみてくださいね。

というわけで、あの謎の円い光も、冬眠に飽きて出てきた金のかえるさんだったのかも知れませんな。

居眠りするTさんを描いていたら、目を覚ましてしてしまいました。

ではまたね。