梅仕事・その2 | こうのの日々

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漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

 

<前回のあらすじ>

6月は梅の季節。

こうのは梅を3㎏買ってきた。

① 去年の梅酒の瓶をあけて、梅酒はペットボトルに移し、去年の梅は竹串でつついて水に浸けた。

② 空いた瓶に、買ってきた今年の梅を、へたを取りながら入れ、氷砂糖とお酒を注いだ。

 

で。

その2日後。

まさかお忘れではないだろうね。

①で水に浸けた去年の梅です!

 

③ 梅ジャムの巻

①で水に浸けていたのは、アルコールを抜くためでした。

これを取り出すでしょ。

実とタネに分けるでしょ。

実の方を、適当にざく切りにするでしょ。

地味ーーー…に繰り返すでしょ…。

今年の梅酒に使わなかった熟したり傷の入った梅も同様に切り分けて、混ぜるでしょ。

で、鍋に入れるでしょ。

 

そして、半量くらいの砂糖を入れて、1時間くらい置いてなじませて、

木べらでかき混ぜながら弱火で煮るでしょ…。

梅酒の出がらしなので、当然ながら味はぼやけています。

なので、だいぶ煮詰まったところで、去年冷凍保存したゆずの皮をざく切りして混ぜるでしょ。

味をみて適当にクエン酸を混ぜるでしょ。

 

つやが出てとろっとしたら、火を止めるでしょ。

ちょっと冷まして、瓶と保存用の袋に移すでしょ。

冷めたら冷蔵庫と冷凍庫にしまうでしょ。

そこで写真撮るの忘れたことに気付くでしょ!

はい! 梅ジャムです!!

 

手間もかかるし毎年大量に出来るので、うまい消費法を考えているところです。

思いついたらまたご報告しますね!

「お友達に分けたら?」とお思いのそこの栗原はるみさん。ええ、美味しけりゃ堂々とそれも出来るんですけどね…。

 

④ 煮物の巻1

梅の方はジャムになりましたが、浸けていた水の方も、ほんのり梅酒味です。

こちらは、様々な煮物の水として、しっかり煮立てて使います。

うどんや豚の角煮やおでんにすることが多いです。

今年は、ラーメンとカレーを作りました。

加熱すると酸味が強くなって、さっぱりした味わいになります。

ただ…。

ラーメンの方は、美味しかったのですがへべれけに酔ってしまいました。

インスタントラーメンごときの煮沸時間ではアルコールが抜けきらなかったようです。

 

⑤ 煮物の巻2

③で梅のタネが残りました。

これは体積がだいぶ少ないので、冷凍保存しておいて、いつか使います。

これも水で煮出して、タネを除いて煮物に使います。

しそジュースの素を作る時に使うことが多いです。

④ほど味は濃くありませんが、ただ捨てるのもなんか勿体ない気がして…。

 

 

ところで。あなたはお気づきだろうか!?

最後の出来上がった梅ジャムの写真だけ、何かが違うことに!!

これについては、また今度あらためてね。


去年のゆずについてはこちら。


このゆずさん達は、結局うまい具合にゆずシロップが作れてあっという間に飲み尽くしました。
皮は今回ジャムに使えました。