梅仕事・その1 | こうのの日々

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漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

今年は連載を持っていないのでいくらかましですが、6月はいつも忙しいのです。

というのもこれ。

梅仕事がありますからね。

 

梅干しは大変そうだしあまり好きじゃないので作りません。

なので幾分ラクですが、それでも、梅はごく短い期間しか出回らないし待ったなしです。

 

① 去年の梅酒の巻

まずこれ。

去年仕込んだ梅酒です。

これを梅と梅酒に分けるでしょ。

ほいで、取り出した梅の方は竹串で穴をあけて、別の容器に移して、水に浸けてアルコールを抜くでしょ。

で。

これはしばらくおいといて。

 

② 今年の梅酒の巻

今年は南高梅を3㎏買いました。

これを洗うでしょ。

ペーパータオルで水気をふき取りながら、先程の竹串でへたを取るでしょ。

熟して柔らかいものや傷のあるものは除いて、さっきまで梅酒が入っていた瓶に入れてゆくでしょ。

だいたい1.2~1.3㎏くらい入れたら、

半量くらいの氷砂糖を上から入れて、

35度のブランデーを注ぎます。

はい。同様に、ホワイトリカーの梅酒も仕込んだよ!

数日後からひと月くらいは時々ゆすりながら、1年寝かせます。

 

ちなみに、瓶は水洗いも熱湯消毒もしません!

なんだと!? ときれい好きのあなたはお思いでしょうな。

ええ。わかりますとも。その気持ち。

そして、写真左の瓶の底のあたりをご覧くだされば、その理由もきっとお察しいただけるはず…。

プラ容器の梅酒瓶は軽くて丈夫で大変便利です。

よい子の皆さんは、耐熱温度をちゃんと確認しましょうね!

しかし、この容器、本当に丈夫なんだよね…、もう変形したまま10年以上使っているんだよね…。

熱湯消毒が出来ない代わり、雑菌が入らないように、下手に水洗いしたりせず、前年のをあけてすぐ仕込むことにしています。

 

わたしは毎年、ブランデーとホワイトリカーのを1升ずつ仕込んでいます。

度数は同じ35度ですが、ブランデーの方がなぜかちょっと早く熟成します。

わたしはお酒には弱くてほとんど飲まないのですが、梅酒は昔から好きなのです。

しかも自分で作るものは格段に美味しく感じますね。

南高梅はわりと最初から味がまろやかですが、白加賀などの若い味が月日が経つにつれ落ち着いてくる感じも好きです。

でも関西に引っ越してきてからは、南高梅のほうが手に入りやすくなりました。

 

ではまたね!