ここまでダイヤモンドの、4C優先順位1位のカット、2位のクラリティについて説明してきました。
◇カットについての過去記事◇
①【プロが教える】ダイヤモンドのカットとは?
②ダイヤモンドのカットとは?
◇クラリティについての過去記事◇
今回は残り2つのうちの、
カラーについてご説明しようと思います。
カラーは、4C優先順位の、
カット>>>>クラリティ>カラー
(番外:カラット)
番外のカラットを除けば、カラーの優先順位は一番下です。
「カラーグレードの低いダイヤ=輝きが鈍い」
かのようなイメージを持たれていることがよくありますが、これは誤解です。
◇カラーがダイヤモンドの輝き・見た目・価値に及ぼす影響
◇どこまでのカラーなら購入していいのか
◇コストパフォーマンスの高いカラー
等をご説明します。
カラーとは、地底奥深くで何億年もかけダイヤモンドができる際、窒素が混じることでイエローがかったカラーが入ります。
他にもブラウンやグレーなどの色があり、透明に見えるダイヤモンドはすべてのダイヤからすれば極々まれです。
一方で、ピンクやブルーなどの鮮やかなカラーのものはファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれ、透明のものよりも遥かに貴重なことから、さらに高い値段がつきます。
いわゆる「透明」のダイヤモンドのカラーグレードは、
Dから始まるアルファベット順で、
Zまでの23段階に分かれます。
Zよりも色の濃いダイヤは、そのカラーによってイエローダイヤやブラウンダイヤと呼ばれ、別の扱いになります。
主に「婚約指輪にふさわしいカラー」として紹介されるのは、D~Gカラーまでが多いようです。
いろいろなウェブサイト等で、カラーの説明として用いられているのが下のような図です。
クラリティの記事からそのまま続けて読んでこられた方は、察しがついたかもしれませんが(笑)
こちらのようなイラストも、誤解を招く表現になっています。
例えば、この写真のリングのダイヤは何カラーに見えるでしょうか?
画像に加工はしておりません。
こちらはKカラーです。
ダイヤモンドではなくキュービックジルコニア(人工石)を仮枠に留めたものですが、GIA(米国宝石学会/世界最大の鑑定機関)基準のカラーを忠実に再現しています。
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上の絵のKカラーのダイヤは明らかに黄色く表現されていて、とても婚約指輪にふさわしくは見えませんが、
実際にKのダイヤのリングをご覧になった方は「あぁ、そう言われれば……」とか、
「疑って見なければ、普通に透明に見える」
とおっしゃいます。
Kカラー前後では黄色く見えるというよりも『暖かみを感じる』程度です。
熟練の鑑定士でも、照明が一定に保たれた鑑定室を出ると、DカラーとGカラーの見分けはできません。
また、カラーの判定はリングについていない裸の状態で裏返しにして行います。リングに留められた状態で表からでは、色味を感じることは非常に困難です。
わたし達のカラーサンプルは、D~Mカラーまであります。
以下の図が、より真実に近いカラーの説明です。
K、L、Mカラーで、
「Faint Yellow(わずかなイエロー)」ですね。
とはいえ、「わずかなイエロー」も、上のようなリングに留められていない状態に裏返しでのカラーなので、わたし達が普段見るリングの状態でどの程度の色味がでるのかを確認しましょう。
カラーサンプルを仮枠にセットした画像と、
Hカラー以下のリングの画像を集めましたので紹介させて頂きます。
次回に続きます。
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