130_エチュード 春一番 第二曲 三日月のボレロ | mimi 読書三昧

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荻原規子

講談社タイガ

2016年7月発行

 

シリーズの2冊目です。

1冊目はこちら

 

まずは・・カバー裏の解説から

 

パピヨンの姿をした八百万の神・モノクロと暮らして四ヶ月。

祖母の家に帰省した美綾は、自身の才能や適性を見出せず、焦燥感を抱いていた。

東京へ戻る直前、美綾は神官の娘・門宮弓月の誘いで夜の氷川神社を訪れ、

境内で光る蛇のビジョンを見る。それは神気だとモノクロは言う。

美綾を「能力者」と認識した「視える」男、飛葉周は彼女につきまとい、仲間になるよう迫る。

 

ってことで・・

祖母の家は大宮にあるようです。氷川神社・・私も随分昔に夫と行ったなあ・・

(夫の実家は浦和でした。もう影も形も無いけれど・・)

 

パピヨンのモノクロ(色が白黒だから美綾が付けた名前)も神様。

神社とはゆかりが深いのかと思えば・・全然違うと言うのですが。

そもそも人に祀られるような神はモノクロとは趣味が違う、と・・

 

結婚するまでは教師をしていた祖母の晴海。

なかなかの人物のようです。論理的ですし・・

一方的に見た意見を押し付けたりもせず・・

相手の立場もしっかり考えることができて・・

 

祖母の家には従兄弟たちもやってきます。

高一の佳奈はモノクロをめちゃ可愛がりすぎて、かえって嫌われます。。

高三の和志は国語が苦手で・・解説に出てきた神官の娘・弓月に家庭教師をしてもらっています。

弓月は氷川神社で巫女さんのバイトをしているらしい(と言うより家業の手伝いか?)

 

こうして弓月との接点が発生して・・

なぜか美綾は見込まれてしまうんですね。

神気を見ることができる仲間だ!と・・

弓月の方はともかく・・それを知った飛葉の方が・・

美綾に接近してきて、段々と危ない雰囲気に。。

 

いやもう・・美綾は絵が大好きだった過去と国文をやる現在

今後はどうするのか、悩んでいるのに・・

モノクロとの関係が発生しているせいもあって「能力者」だと思われてもね。

 

そんなこんなで・・最後は危機一髪というか・・ドキドキの展開となり・・

美綾は・・必死で考え、ある人物に援助を求めて・・・

 

はい、どうにか脱却できました。

そして今回は・・神様(モノクロ)も意外なことができることが判明したり・・

過去それなりの期間、狼として生きていたことも語られて・・

これが次に続くのね・・