131_エチュード春一番 第三曲 幻想組曲「狼」 | mimi 読書三昧

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荻原規子

角川文庫

2021年3月発行

 

シリーズ3冊目

前回はこちら

 

 

残念ながら続きは出版されてないようで・・

こちらが現在の最終?

 

はい、題名のとおり、今回のテーマは「狼」

そして幻想。

いやもう・・なぜ、こんな流れに??

良いんですけれどね・・楽しく読めるから・・

 

カバー裏の解説より

 

子犬の姿をした八百万の神・モノクロと暮らす大学生の美綾。

読んだばかりの「将門記」の話をモノクロにしていると「その時代を見たくないか」。

気がつくと美綾の意識は10世紀に飛び、そこに若き武者、将門が現れる!

彼の護衛を務めるユカラの体に閉じ込められた美綾は、彼女の将門への想いを知る。

やがて”えやみ”と呼ばれる邪悪な呪術が絡んだ争いが起き、ユカラは「山の民」である狼たちと共に将門を守るため戦へ向かう・・

 

 

大学生が今後の人生に悩んでたところだと思ったのに・・

国文科だからと言って、突然「将門記」の過去にタイムトラベル??

しかも今度は「オオカミ」?

美綾まで(意識だけだけど)過去に飛んで・・しかも別の人物に取り込まれちゃうし。

八百万の神はパピヨンであり、人型の「黒田」であり・・今度は「狼」

 

 

はい、面白かったですよ。上総や下総、下野なども舞台ですし。

古典も大好きな私ですしね。。

いやいやでも・・最初の方向性と全然違うような・・

 

ここまで来たら別の時代にもどんどん行って欲しい!

続編を望みます。。