川瀬七緒
角川書店
2023年3月発行
川瀬さんの本
前回はこちら
でも一番好きなのは、やっぱり仕立て屋探偵！
今回の本、図書館で予約して・・
3ヶ月くらい待ちました。ようやく、です。
表紙には裸の赤ちゃんの写真。
さて、どんなお話か？
語り手は女性。若いようです。
で・・最初の場面は・・薄汚いバンの中
乗ってるのは4人。
バンの持ち主で運転手の男性（初老？）
派手な衣装の高齢女性
高校生くらいの男の子
4人はSNSで知り合って・・みんなで自殺をしようとしています
バンは山奥に止めてるのですが・・
ところが・・そこに下の方から突然車が入ってきて・・
若い女がぶつぶつ大声で話しつつ（スマホね）・・
黒いリュックを持って山の中に入っていき・・
戻ってきた時には持っていなかった。
女が車で戻っていき、一息ついたところで・・
どこかから声が聞こえると・・
山に分け入ってリュックを探して開けてみると
そこには・・赤ちゃんが！
放置していたら絶対に死んでしまう！となり・・
連れて戻るのですが・・
どうするのか決められないうちに
先ほどの女が戻ってきて・・赤ちゃんを探し始めます
なぜ？
4人は総意として赤ちゃんを連れて逃げることにするのですが・・
追いかけられたり、SNSにあげられたりと・・
結局のところ、誘拐犯にされちゃうんですけどね。
いや、もう・・ハラハラドキドキで・・
そんな中で4人の過去が少しずつ明らかにされます
もちろんSNSで晒されて炎上した事項も含めて・・
高校生男子以外の事情はなかなかに凄まじく・・
語り手の女性の過去も結局はわかるのですが・・
そんな4人が赤ちゃんを守る、という一点で協力して・・
ネットを駆使して赤ちゃんを山に置き去りにした側を探ろうとします。
ネット社会の怖さもなかなかです。
動画の実況中継ってのもね・・
そして最後に明らかになった衝撃の事実
一気読み必至です。