川瀬七緒
講談社
2021年2月発行
この著者の作品を読むのはたぶん初めてです。
仕立屋さんが探偵?
仕立屋と言ってもかなり特殊な人物で。
美術解剖学専攻
解剖学と服飾は切っても切れない縁がある・・?
身体を包む布を設計するのだから。
確かにそうかも・・
有名デザイナーがデザインした服の設計図
要するに型紙を作るのが商売。
人を見たり着ている服を見ると・・
DVもわかってしまうし、隠された病気も分かるという・・
そんな彼がある日、10年前の殺人事件の被害者の遺留品のワンピースに目を留めて・・
ここからいてもたってもいられなくなり・・
警察の捜査に関わろうとしていきます。
他の登場人物も一風変わった人ばかりで。
個性的すぎだけれど・・
私だったら気持ちよく付き合えそうな気がする人ばかり。
さて・・どうなる?
とても面白く読めました。
探偵役が涙もろすぎなのがどうにも・・ですけれどね。
続きがあるなら読んでみたいですが・・単発なのかなあ。
他の作品も読んでみたくなりました。