再演みてきました。

ミュージカル「COCO」
@ル テアトル銀座



演出も大きくは変わってなかったかな。

この作品でテアトル銀座好きになったし思い入れの作品

だけど初演のほうが確実に良かった。
もちろんインパクトってのはあるとおもうけど、なんというか作品がこっちにあんまり届かなかった。


相変わらず鳳蘭は上手いし、むしろ台詞がストンとはいってきてより良くなってるし、舞台にいるだけで目で追ってしまう。

ただ、ノエル役の女優が好かない。舌足らずな喋りだしそれが歌に影響してる。 宝塚の人は台詞を歌わないとかその辺安心して見れるとおもったら違った。

彼女だけレベルが低かったな。台詞を歌いぎみで舌足らずだから上っ面に聞こえる。それじゃあ最後のシャネルの台詞が生きないだろう。

演出の見せ方としては距離の付け方とか最大限に表現しているのに、あそこは役者の問題。

調子が悪かったではすまないし、むしろ鳳蘭の方が調子が悪いように見えた






ただやっぱりこのミュージカルは素敵すぎる。



この作品に出会えて良かったと思える作品はそうないだろう。

生きている君にも、生きていた君にも、恥ずかしくないように、真っ直ぐ振り返らずに。




zion.vol6
「ラストプレイング」
@高田馬場ラビネスト



知り合いが沢山関わってる舞台。


コメディ主体のウェルメイド

コメディというジャンルの扱い方がウェルメイドをラストに持ってくるなら弱い。


散々笑わせて笑わせて、そこにポツリと涙の一粒を落とせばいいのだ。配分が少しずれていたかな。


イイハナシ イイコトバ が所々散らばっていた。うーん。必要な要素だろうけど、本当に伝えたい要素が弱くなってしまっていた気がする。だったらコメディ的に処理して台詞を置くくらいでも良かったかなぁと。

それと、役者が台詞を自分の物に出来ていない。

本自体が、わりとどこかで聞いたことがあるようなフレーズが多いから役者は陥りがちなパターンの台詞回しを基盤にする。

だから話に実がないようなどこか薄っぺらい言葉に聞こえてしまった。





それと、ダンスシーンがいくつかあった。
なんだろう、ダンサーとキャストが仲良くないのか稽古で繋ぎの処理を消化しきれなかったのか、それとももともと継ぎ接ぎ扱いなのかわからないが、2分されていた気がした。
繋がりは自然だが、「急」なのだ ダンスを最初に持ってきたのはいいが、ダンスが「くるぞ」って煽りがないからもっと芝居で繋げればいいのにって思う

ただ、みんな平均値がとれたダンスで可もなく不可もなくってかんじ。そのぶん印象が薄いのか…




さて、テクニカルが酷かった。
いろいろ前情報を聞いていたから注意して聞いていたけど、音響の出しとvol調節が千秋楽まできてあの程度だと残念
照明はコテコテ もう少しさっぱりしていて良かっただろうに。それは芝居がウェルメイドでライブでなく、こってりしていたから。

美術はさっぱりしていていいかんじ。エイジングもう少し濃くてもよかったかな。



全体的に良くまとまっていて、1500円の位は硬いだろう。
ただ、色がない。「で?」と言えば言えてしまうレベル。
劇団としての色、演出家としての色がない。
説得力が今一つ。


今後の課題はここになるんだろう。

主題歌がどうもリアル寄りな歌詞だなぁと思ってたら案の定。


「君に届け」


漫画の立体化

開始してすぐに期待を裏切ってくれたのはよかった。
頭から、漫画の冒頭と同じ画、言葉ではじまると、完全に観客は、漫画の立体化だと認識するから。あえて、「こんなの漫画にあったっけ?」というような都合を置いておいたのは、作品の都合にも観客にも親切だった。


そこから先はほとんど漫画と同じ感じで進む。いくつか、コテコテな漫画演出が入っていたけど、それも一種の異化かと。



前半は、漫画読者向け、後半は、未読者向けに見えた。





漫画の台詞は、立体化すると非常に気持ちわるい。だけど観客はその漫画を期待しているわけだから、ぶっこわしちゃいけない。

目標とする客層にも寄るが、おそらく殆んどが読者、しかも女子。そしてそれに同行する友達、もしくは彼氏だろう。 漫画の前提があれば、夢見がちな世界観も納得できるが、前提がなければ、現実を離れた状況には嫌気が差す。

この両者を納得させるバランスを前半はわりと上手く取っていたが、後半から現実よりに崩れた。


いままで、こんなところあったかな?程度で済んでいたリアル目線都合演出が、一瞬で「こんなの違う」になった。 風早がバス停で爽子にかける台詞だ。


そこから、一気に空気がかわった。


のにだらだら漫画に戻りますよってニュアンスを含めながら、リアル寄りに話しは進んだ。 すこし読者としては滅入ってしまった。



話のまとめとしては、ウェルメイドだったので当たり障りなかった



ただズルかったのはコナン的なED後に「その後」的なものをいれたこと
あれで、大半の不満はなぁなぁにされる。
漫画テイストが100%なほぼ無音な場面。未読者もあるいみ見慣れたシーンをほぼ無音で見るわけだから、疑問をもたずに終わる。
読者は先があるように思わせ振りにさせられるから、でも期待していた画だから文句は言えない。

ズルい。






多部は良かった!!あぁ良かった。



そういえば映画にしては引きの画が少なかったのは漫画のカットワークの意識か?
若者のTV慣れに向けたわざとのカットワークか。






にしても漫画の立体化は難しい。