生きている君にも、生きていた君にも、恥ずかしくないように、真っ直ぐ振り返らずに。




zion.vol6
「ラストプレイング」
@高田馬場ラビネスト



知り合いが沢山関わってる舞台。


コメディ主体のウェルメイド

コメディというジャンルの扱い方がウェルメイドをラストに持ってくるなら弱い。


散々笑わせて笑わせて、そこにポツリと涙の一粒を落とせばいいのだ。配分が少しずれていたかな。


イイハナシ イイコトバ が所々散らばっていた。うーん。必要な要素だろうけど、本当に伝えたい要素が弱くなってしまっていた気がする。だったらコメディ的に処理して台詞を置くくらいでも良かったかなぁと。

それと、役者が台詞を自分の物に出来ていない。

本自体が、わりとどこかで聞いたことがあるようなフレーズが多いから役者は陥りがちなパターンの台詞回しを基盤にする。

だから話に実がないようなどこか薄っぺらい言葉に聞こえてしまった。





それと、ダンスシーンがいくつかあった。
なんだろう、ダンサーとキャストが仲良くないのか稽古で繋ぎの処理を消化しきれなかったのか、それとももともと継ぎ接ぎ扱いなのかわからないが、2分されていた気がした。
繋がりは自然だが、「急」なのだ ダンスを最初に持ってきたのはいいが、ダンスが「くるぞ」って煽りがないからもっと芝居で繋げればいいのにって思う

ただ、みんな平均値がとれたダンスで可もなく不可もなくってかんじ。そのぶん印象が薄いのか…




さて、テクニカルが酷かった。
いろいろ前情報を聞いていたから注意して聞いていたけど、音響の出しとvol調節が千秋楽まできてあの程度だと残念
照明はコテコテ もう少しさっぱりしていて良かっただろうに。それは芝居がウェルメイドでライブでなく、こってりしていたから。

美術はさっぱりしていていいかんじ。エイジングもう少し濃くてもよかったかな。



全体的に良くまとまっていて、1500円の位は硬いだろう。
ただ、色がない。「で?」と言えば言えてしまうレベル。
劇団としての色、演出家としての色がない。
説得力が今一つ。


今後の課題はここになるんだろう。