主題歌がどうもリアル寄りな歌詞だなぁと思ってたら案の定。


「君に届け」


漫画の立体化

開始してすぐに期待を裏切ってくれたのはよかった。
頭から、漫画の冒頭と同じ画、言葉ではじまると、完全に観客は、漫画の立体化だと認識するから。あえて、「こんなの漫画にあったっけ?」というような都合を置いておいたのは、作品の都合にも観客にも親切だった。


そこから先はほとんど漫画と同じ感じで進む。いくつか、コテコテな漫画演出が入っていたけど、それも一種の異化かと。



前半は、漫画読者向け、後半は、未読者向けに見えた。





漫画の台詞は、立体化すると非常に気持ちわるい。だけど観客はその漫画を期待しているわけだから、ぶっこわしちゃいけない。

目標とする客層にも寄るが、おそらく殆んどが読者、しかも女子。そしてそれに同行する友達、もしくは彼氏だろう。 漫画の前提があれば、夢見がちな世界観も納得できるが、前提がなければ、現実を離れた状況には嫌気が差す。

この両者を納得させるバランスを前半はわりと上手く取っていたが、後半から現実よりに崩れた。


いままで、こんなところあったかな?程度で済んでいたリアル目線都合演出が、一瞬で「こんなの違う」になった。 風早がバス停で爽子にかける台詞だ。


そこから、一気に空気がかわった。


のにだらだら漫画に戻りますよってニュアンスを含めながら、リアル寄りに話しは進んだ。 すこし読者としては滅入ってしまった。



話のまとめとしては、ウェルメイドだったので当たり障りなかった



ただズルかったのはコナン的なED後に「その後」的なものをいれたこと
あれで、大半の不満はなぁなぁにされる。
漫画テイストが100%なほぼ無音な場面。未読者もあるいみ見慣れたシーンをほぼ無音で見るわけだから、疑問をもたずに終わる。
読者は先があるように思わせ振りにさせられるから、でも期待していた画だから文句は言えない。

ズルい。






多部は良かった!!あぁ良かった。



そういえば映画にしては引きの画が少なかったのは漫画のカットワークの意識か?
若者のTV慣れに向けたわざとのカットワークか。






にしても漫画の立体化は難しい。