ひとつ実績をつくれば

 

 

 

ひとつ実績をつくれば、

二つ目はもっと簡単

 

(神田昌典)

 

 

 

最初の実績をつくるのは大変だ。

 

何もかも手探りで行うこともあるし、

協力してくれる人も少ない。

はじめは一人で頑張らないといけないかもしれない。

 

そんなときは自転車に乗った時のことを思い出すといい。

 

最初、足を乗せたペダルはとても重いものだ。

 

しかし、次のひとこぎはずっと軽くなる、

 

そしてスピードが出てくれば、

車体も安定し、力を入れずに

どんどんペダルを踏むことができる。

 

 


 

決定しないという決定

 

 

 

決定しないという決定もあることを忘れない方がいい。

 

(ピーター・ドラッカー)

 

決定の先延ばしはビジネスにおいては

一般に好ましいことではない。

 

また、どのような決定をしても

その決定に従った実行がなければ意味がない。

 

あらゆる実行の過程を思い描いてみて

どうしても自分の心にしっくりこない場合は、

まだ時期が早いのかもしれない。

 

いまは決定しない。

 

心を練りながら、

苦しくても現状維持を保って時を待つ。

 

これができないばかりに、

痛い目に合うこともある。

 

 


 

深い悩みをもつ人に覚えていてほしいこと

 

 

 

人が本当に信頼し合えるのは、

悩みに共感することができたときです。

 

(矢野惣一)

 

悩みの海の中でおぼれそうになっているときは

一刻も早くその苦痛から逃れたいものだ。

 

しかし、いったい人間は何故悩むのだろう。

 

その答えがこの言葉なのかもしれない。

 

人が本当に信頼し合うためには

悩みは欠くことができないものなのだろう。

 

深い悩みを経験したものは

それだけ心の深いところで共感し

深く深く信頼し合えることができる。

 

たくさん悩んだものは、

沢山の人と共感し

信頼し合えることができる。

 

悩みの中にいても、

心のどこかで冷静に

そのことを覚えていていたい。

 


美しいと思えるなたの心

 

 

うつくしいものを、うつくしいと思える

あなたの心がうつくしい

 

(相田みつお)

 

素晴らし芸術や作品

突き抜けるような青い空

生命の息吹を感じる緑の木々

静寂の夜にプラチナのごとく輝く星

 

この世は美しいものにあふれている。

 

しかし、こうした美しいものを

美しいと感じるのは心だ。

 

その心が何かに囚われていたり

落ち着きを失っていたり

病んでいたり

 

そういうときには、

その美しさを感じることはなかなか出来ない。

 

美を感じるということは

豊かな人生をおくるためには

欠くことのできない要素だ。

 

心の状態があまり良くないということは

それだけとってみても大きな損失だ。

 

どんな時でも平常心を保つよう心掛けたい。

 


無駄な事

 

 

無駄な事を考えて、

無駄な事をしないと、

伸びません。

 

(イチロー)

 

どうすれば、

もっと、効率が良くなるか?

もっと、生産性が高まるか?

もっと、儲けることができるか?

 

そう考えて、学んで、実践して・・・

その結果、成果に結びつく方法は

100の試みの中で1つかもしれない。

 

では、その99は無駄な事だったのだろうか?

いや、それは1つの成功法を見つけるためには必要不可欠な過程で、

99の経験はその1つに必ず生きている。

 

その1つを見つけるまで、

諦めないで続ける。

そうすれば順調に成功に近づいているのだ。

 

一心に求めれば必ず見つかる。

そこに無駄はない。



全てを奪われることはない

 

 

 

生きている限り、

人間は、

すべてを奪われることはない。

 

(正岡子規)

 

年をとるにつれ、体に不自由を抱えている人の

懸命な姿を目にするたびに勇気づけられる。

 

健常な者から見ればゼロ、

いや、むしろマイナスからスタートし

素晴らしい実績を上げる人が沢山いる。

 

多少、思い通りにいかないことがあっても

あるいは失敗しても、

自分には五体満足な体があるではないか。

それに現代は心の自由は保障されている。

 

生きてさえいれば本当は心も体も自由なのだ。

また、ゼロから出発すればいい。

 

いくつになっても、やり直せる。

 

明日、死ぬとしても

そこからやり直せばいいのだ。

 


環境は思いから生まれる

 

 

 

環境は思いから生まれるものである

 

(James Allen)

 

自分にとって都合が悪いことがあると

その原因の所在を自分以外のもの

つまり、自分を取り巻く環境に

に求めるのは人情だと思う。

 

もっと気の利くパートナーだったら・・・

もっと優しい上司だったら・・・

もっといい会社だったら・・・

 

 

しかし、そうした自分を取り巻く環境は

もとはといえば、

自分で選択した結果であり、

それまでの行動の結果であることが多い。

 

そしてその結果というものが

自分にとって望むものでない場合は

 

今のその人の人生に必要な課題が結果として

その人を取り巻く環境として現れていると言えるのではいか。

 

自分が生んだ環境ならば

自分次第で環境を変えることもできるはずだ。

 

真剣に取り組めば、

思っている以上に早く環境は変わるかもしれない。

 

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば、環境が変わる。

 

うまくいけば目に映る景色も変わるだろう!

 

 

しかしこれがなかなか難しい

 

自分を変えようと努力し続け

戦い続けても

報われないこともある。

 

そんな時は

環境から逃げるのも罪にはならない

いや、ちがう

 

逃げるのではない

負けるのでもない

 

卒業なのだ

 

ただし、そこで学んだことはシッカリ

次の環境で生かさなければならない

 

その覚悟さえあれば

誰にも責められはしないと思う。

 

そしてハレバレとした思いをもって

次の環境をつくり上げていけばいい

 

大丈夫、何度でも立ち上がれる!

 

 

「無知を治そうと思うなら」

 

無知を治そうと思うなら、

無知を告白しなければならない。

 

(モンテーニュ「エセー」)

 

年をとってきたり、社会的な地位が高くなって来たりすると

「知りません」とか「わからない」とは

なかなか言えなくなってくる。

 

しかし、そのままでいると

いつか恥をかいたり、

悔しい思いをしたりするものだ。

 

だが、思い切って「教えてください」と言ってみると

周りも安心したり

喜んで教えてくれる人が出てきたりする。

 

「知りません」「わかりません」

「教えてください」はいくつになっても

どんな時でも、素直に口から出てくるようにしたい。

そうすれば、いくつになっても、いつまでも、どこまでも

 

成長することができる。

 

 


大失敗する者


大失敗する者だけが、大成功をおさめる。

 

(ロバート・ケネディー)

 

 

どんな人も失敗しようと思って

何かをする人はいない。

 

しかし、失敗はどんな場合もつきもの。

 

成功の中にも小さな失敗はあるし、

それこそ、大失敗して生活に支障が出たり

ひどい場合は破産の憂き目にあう人もいる。

 

一生懸命に頑張って成功すれば一番良い。

しかし次に良いのは

一生懸命やって失敗する事だ。

 

人間として大切なのは、

失敗しても、そこから歩き出して、

努力を続けることだ。

そうすれば、その方向が、さほど間違ってなければ

必ず結果がついてくる。

 

人間としての証しは

そうしたところにあるのではないだろうか。


表面をつくる

 

 

表面をつくるということは、

内部を改良する一種の方法である。

 

(夏目漱石)

 

表面を飾ってもダメ!

中身が大事だ!

ということは正しいと思う。

 

その通り。

 

あくまでも中身が大切だ。

 

中身があれば、それが表面ににじみ出てくる。

本当の自信や魅力はそういうものだ。

 

年齢を重ねていくとよくわかる。

 

しかしまだ本物の実力や経験がなくても

表面をそれなりにつくることは大事だ。

 

これは将来に向けて

自分のブランドをつくっていくことと同じ。

 

そしてその過程でつくられた表面に

追いつこうとすることで

覚悟ができ、心もそれにともなってくる。

 

そして、周囲もそのように扱い

自分もそれにこたえようとする。

 

その相互作用は今の自分に大きな成長を促す。

 

表面をつくるのも

中身の成長・改良に有効な方法だと思う。