全てを奪われることはない
生きている限り、
人間は、
すべてを奪われることはない。
(正岡子規)
年をとるにつれ、体に不自由を抱えている人の
懸命な姿を目にするたびに勇気づけられる。
健常な者から見ればゼロ、
いや、むしろマイナスからスタートし
素晴らしい実績を上げる人が沢山いる。
多少、思い通りにいかないことがあっても
あるいは失敗しても、
自分には五体満足な体があるではないか。
それに現代は心の自由は保障されている。
生きてさえいれば本当は心も体も自由なのだ。
また、ゼロから出発すればいい。
いくつになっても、やり直せる。
明日、死ぬとしても
そこからやり直せばいいのだ。