ザ・ロストシティ | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Lost City
監督:アーロン・ニー/アダム・ニー
キャスト:サンドラ・ブロック/チャニング・テイタム/ダニエル・ラドクリフ
配給:パラマウント映画/東和ピクチャーズ
公開:2022年6月
時間:112分




今夜紹介するのは,サンドラ・ブロックが主演と製作を務め,チャニング・テイタム,ダニエル・ラドクリフ,ブラッド・ピットなど豪華共演が話題となったアクション・アドベンチャー・コメディ『ザ・ロストシティ』。このキャストが揃って面白くないワケがない! と判ってはいたけれど,公開時には都合がつかず,2年オチでようやく見ることができた。監督は兄弟監督のアーロン・ニー&アダム・ニー。

ベストセラーの恋愛小説家のロレッタ・セージ(サンドラ・ブロック)はロマンティックな冒険小説をようやく書き上げると,広報担当のベス(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)から新刊の宣伝ツアーに強引に駆り出される。渋々ながらイベントに出たロレッタだったが,作品の主人公ダッシュを演じるカバーモデルのアラン(チャニング・テイタム/吹替:田中圭)の軽薄な態度が鼻につき,イライラを募らせていた。

そんな彼女の前に謎の億万長者フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)が現れる。ロレッタの小説を読んだフェアファックスは,彼女が伝説の古代都市“ロストシティ”の場所を知っていると確信し,彼女を南の島に連れ去ってしまう。ロレッタの窮地を知り,元ネイビーシールズのジャックジャック(ブラッド・ピット)と共に南の島へと救出に向かうアランだったが…。

ドタバタ…と言うよりは予測不能が美味しすぎる。全編ハイテンションながら,根底にはキッチリと“理想と現実のギャップ”というテーマが流れている。35年のキャリアでシリアスからコメディまで器用に魅せ,楽しませてくれたサンドラ・ブロックだが,この作品のプロモーションの場で,無期限の休養宣言が飛び出したのもまた予測不能だった。

そして,何ともブラピの無駄遣い! と思ってしまう共演も,旧知の仲ゆえのはなむけの意味があったのかも。公開順は前後したが,形の上では『ブレット・トレイン』へのサンドラ・ブロックのカメオ出演のお返しということらしい。

日本語吹替版では,アランの声を田中圭が担当している。


映画クタ評:★★★★


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『ザ・ロストシティ』
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