ジョジョの奇妙な冒険/ダイヤモンドは砕けない 第一章 | p・rhyth・m~映画を語る~

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英題:JOJO's Bizarre Adveture: Diamond is Unbreakable - Chapter 1
監督:三池崇史
キャスト:山﨑賢人/神木隆之介/小松菜奈
配給:東宝/ワーナー・ブラザース映画
公開:2017年8月
時間:119分




シリーズ累計発行部数1億部を超える荒木飛呂彦の大ヒットコミック『ジョジョの奇妙な冒険』初の実写映画として,東宝とワーナー・ブラザースが初タッグを組み,原作の第4部『ダイヤモンドは砕けない』を,三池崇史監督✕山崎賢人主演で描いたアクション・エンタテインメント『ジョジョの奇妙な冒険/ダイヤモンドは砕けない 第一章』を今夜は紹介。

3日前に美しい海沿いの町・杜王町に引っ越してきた高校2年生の広瀬康一(神木隆之介)は,登校中にカツアゲに遭っているところを,通りかかった同じクラスの東方仗助(山﨑賢人)に助けられる。仗助は,触れるだけで他人のケガや壊れたものを直せる“クレイジー・ダイヤモンド”と呼ばれる特殊な能力“スタンド”を持っていたのだ。学校に着くと転校生の世話を任された山岸由花子(小松菜奈)に山ほどの宿題を出される康一。

平和だった杜王町だが,最近は凶悪なスタンド使いアンジェロ(山田孝之)の仕業による謎の変死事件が続発していた。彼の犯行を邪魔したことから,次の標的にされてしまう仗助。水を操る能力“アクア・ネックレス”を駆使し,執拗に仗助は狙われる。その狡猾な手口によって,ついに大切な祖父・良平(國村隼)の命が奪われる。家族と町を守るため,アンジェロと戦うことを決意した仗助は,危険を知らせに来た空条承太郎(伊勢谷友介)と共にアンジェロに立ち向かう。しかし,アンジェロの背後では,謎の虹村形兆(岡田将生)・億泰(新田真剣佑)兄弟が全ての糸を引いていたのだったが…。

100巻を超える原作だから,どこをどう実写化するかっていうのが,見せどころだし掴みどころだったと思う。善くも悪くも三池監督らしさはやや弱めだが,総合的には良くまとめられているし,VFXも頑張っている。なのにイマイチ伸びなかったし,興収的にはスピンオフの『岸辺露伴』に抜かれてしまった。

随所に続編への布石も散りばめられていただけに,やはり『第二章』は見たかったが,すでに7年が経ち,噂も聞かないまま。実際,それぞれの俳優たちが活躍の場を広げた今となっては,それも叶わないかと残念。

個人的には好きな1本だし,知らない人には,『岸辺露伴』の能力って“スタンド”だったんだって,再認識する楽しみもありだと思う。


映画クタ評:★★★★


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