GHOSTBOOK/おばけずかん | p・rhyth・m~映画を語る~

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監督:山崎貴
キャスト:城桧吏/柴崎楓雅/サニーマックレンドン
配給:東宝
公開:2022年7月
時間:113分




今夜紹介するのは,様々なおばけたちを図鑑のように取り上げ,その特徴や対処法をユーモラスな物語とともに紹介する,作:斉藤洋/絵:宮本えつよしの大人気童話シリーズ『おばけずかん』を実写映画化したジュブナイル・ファンタジー『GHOSTBOOK/おばけずかん』。監督はこの翌年に『ゴジラ−1.0』で魅了してくれた白組の山崎貴。主題歌に星野源の『異世界混合大舞踏会(feat.おばけ)』と,子供だけでなく大人も楽しめる作品に仕上げられている。

地方の小学校に通う同級生の一樹(城桧吏),太一(柴崎楓雅),サニー(サニーマックレンドン)は,町外れの祠で願かけをする。その願いを聞きつけた白い布をかぶった謎のおばけ図鑑坊(釘宮理恵)は,主である不思議な古書店の店主(神木隆之介)に報告。さっそく3人の枕元に現れ,「願いを叶えたいか?」と囁き,祠の場所にこつ然と現れた古書店へと導く。そこで,どんな願いも叶えてくれるという不思議な本『おばけずかん』を手にする3人。

そんな3人を見かけ,古書店へと入り込んだのが,臨時教師の瑤子(新垣結衣)。彼らがようやく迷路のような古書店を抜け出すと,そこはもう彼らの知らない異様な世界だった。その町にいた同級生の少女・湊(吉村文香)に戸惑う3人。瑤子の家に行き図鑑の謎を解きながら,願いを叶えるために,おばけたちを相手に命がけの試練に挑むことになる一樹たちだったが…。

万引き家族』当時11歳だった城桧吏くんも,この作品の公開時には15歳。小学生設定にはちょっと無理があると感じながらも,『ハリー・ポッター』を思わせるキャラが可愛い。

何より,日本の誇るVFX工房“白組”の仕事,特に異世界の不思議で細かい造形とおばけたちにもう感服。ストーリー的にもよく練られていて,大人は新垣結衣の目線でストーリーを追えるという仕組みが嬉しい1本だ。


映画クタ評:★★★★


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