監督:ガイ・リッチー
キャスト:ジェイソン・ステイサム/オーブリー・プラザ/ジョシュ・ハートネット
配給:ライオンズゲート/キノフィルムズ
公開:2023年10月
時間:114分
『キャッシュトラック』に続いて公開されたガイ・リッチー監督作品は,またしてもジェイソン・ステイサムとのタッグ。しかし,監督の“毒気”とJ・ステイサムの“存在感”は,『キャッシュトラック』とは全く異なる化学反応を生み出して楽しませてくれた。今夜紹介するのはそんな『オペレーション・フォーチュン』。副題の『Ruse de guerre(ルセ・ド・ゲール)』はフランス語で,直訳すると「戦争の策略」の意味になる。
モロッコで休暇を過ごしていた英国諜報局MI6御用達の敏腕エージェント,オーソン・フォーチュン(ジェイソン・ステイサム)は,コーディネーターのネイサン(ケイリー・エルウィス)から新たなミッションを指示される。それは,100億ドルで闇取引されるとてつもなくヤバいブツ=“ハンドル”を追跡・回収すること。早速,毒舌で天才ハッカーのサラ(オーブリー・プラザ),新米スナイパーのJJ(バグジー・マローン)という即席チームを率いて行動を開始するフォーチュン。
マドリードの空港でハンドルにつながるハードディスクを入手したものの,ライバル・エージェントのマイク(ピーター・フェルディナンド)に強奪されてしまうチーム。しかしそのデータから悪名高き武器商人グレッグ・シモンズ(ヒュー・グラント)が仲介人であることを掴むと,能天気なハリウッドスターのダニー・フランチェスコ(ジョシュ・ハートネット)を無理矢理巻き込み,オーソンはマネージャー,サラはダニーの彼女として,グレッグの船上慈善パーティーへと乗り込むのだったが…。
世界7ヶ国を飛び回る,クールなオーソン・フォーチュンの,肉弾戦,銃撃戦,カーチェイスにヘリでの空中戦と,あらゆるフィールドでの最強っぷりが爽快。その一方で,バカンス好きですぐに休暇を取りたがったり,高級ワインや専用ジェットで経費を使い込んだりと,上司泣かせの“お茶目さ”も顔を出す。カッコよさとチャーミングさが最高レベルで詰まった,ギャップ満載で理想のキャラクターの誕生だ。
海外の映画批評サイト『the jam report』で“ベスト・ステイサム”と評されたこのフォーチュン。こんなJ・ステイサムが見たかった! というファン心理を刺激しまくりな1本。オシャレさが前面に出たG・リッチー監督の演出や構成も,これはこれですごく好みで続編希望の5つ星★
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