キャッシュトラック | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Wrath of Man
監督:ガイ・リッチー
キャスト:ジェイソン・ステイサム/ホルト・マッキャラニー/ジェフリー・ドノヴァン
配給:ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング/ライオンズゲートUK/クロックワークス
公開:2021年10月
時間:119分




今夜紹介するのは,2004年のフランス映画『ブルー・レクイエム』をハリウッドリメイクした『キャッシュトラック』。監督が『コードネーム U.N.C.L.E.』『アラジン』のガイ・リッチー,主演がジェイソン・ステイサムとなると,どうしても見ずにはいられない。ガイ・リッチー監督は脚本にも名を連ねている。原題の『Wrath of Man』は直訳すると「男の怒り」の意味。邦題の『キャッシュトラック(cash truck)』は「現金輸送車」を指す。

ロサンゼルスにある現金輸送専門の警備会社“フォーティコ・セキュリティ社”。ここでは,特殊な訓練を受け厳しい試験をくぐり抜けた強者の警備員たちが現金輸送車を運転している。新人警備員として雇われることになったのは,ヨーロッパの倒産した警備会社で働いていたパトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)。試験をギリギリで合格した彼は,さっそく通称“H”として業務をこなすが,特に周りから気に留められる存在ではなかった。

ところがある日,“H”の乗った現金輸送車が強盗に襲われると,彼は驚異的な戦闘スキルで犯人たちを皆殺しにしてしまう。数ヵ月後,今度は“H”の顔を見た強盗犯が何も盗らずにその場から逃げ出してしまった。次第に同僚たちも彼が何者なのか訝るようになっていく。そんな中,全米で最も現金が動く日と言われる“ブラック・フライデー”に,フォーティコ社に集められる約1億8,000万ドルの大金を狙った強奪計画が秘かに進行していくのだったが…。

物静かだが存在感の隠せない“賢者モード”と,ひとたびオンになった時のキレッキレの“戦闘モード”のギャップこそがJ・ステイサムの魅力。この作品でもそこは存分に堪能できる。キャラ設定がギャングのボスなので仕方ない部分だが,ファン的には,「クスッ」と笑わせてくれるユーモアや人懐こい表情があまり見られず,物足りなく感じた。

共演は他に,アンディ・ガルシア,エディ・マーサン,スコット・イーストウッド など。


映画クタ評:★★★★


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『キャッシュトラック』
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