そして、バトンは渡された | p・rhyth・m~映画を語る~

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監督:前田哲
キャスト:永野芽郁/田中圭/岡田健史
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開:2021年10月
時間:137分




2019年・第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこのベストセラー小説『そして、バトンは渡された』。累計発行部数110万部を突破したこの小説の映画化作品を今夜は紹介。配給元のワーナー・ブラザース調べだが“92.8%が泣いた!”と言われると,やっぱ見ちゃうよね。監督は『ブタがいた教室』(2008年・日活)こんな夜更けにバナナかよ/愛しき実話』の前田哲。この『そして、バトンは渡された』の公開翌日に,同じく前田監督の『老後の資金がありません!』(2021年・東映)が公開されている。

血の繋がらない親に育てられ,4回も苗字が変わった森宮優子(永野芽郁)。今は,料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らしで,卒業式に向けピアノを猛特訓中。将来のこと,恋のこと,友達のことと,うまくいかないことばかりだった。

一方,何度も夫を替えながら自由奔放に生きている魔性の女・梨花(石原さとみ)。泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉)に目いっぱい愛情を注いで暮らしていたが,ある日突然,愛娘を残して姿を消してしまう。

やがて,優子の元に届いた1通の手紙。そのことをきっかけに,まったく別々の物語が引き寄せられるように交差していく。2つの家族が繋がり,“命をかけた嘘と秘密”が紐解かれていくのだったが…。

できれば原作未読で見た方が,構成の妙を楽しめる。もし既読でも,映画オリジナルのエンディングに待つ“命をかけた嘘と秘密”が,出逢いの大切さと,心から信頼する相手にバトンを渡すことの意義を,きっちりと味わわせてくれる。

共演は他に,岡田健史,大森南朋,市村正親 など。


映画クタ評:★★★★


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