マトリックス/レボリューションズ | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Matrix Revolutions
監督:アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
キャスト:キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャリー=アン・モス
配給:ワーナー・ブラザース
公開:2003年11月
時間:129分




リローデッド』と同時進行で撮影され,5ヶ月後に世界60ヶ国で異例の同日同時刻公開された第3弾となるシリーズ完結編。日本では23時からの上映となった。

脚本・監督は引き続きウォシャウスキー姉妹。前2作で預言者オラクルを演じたグロリア・フォスターが糖尿病による合併症で亡くなったため,この作品ではメアリー・アリスが引き継いでいる。

昏睡状態に陥り,現実世界と仮想世界の間を彷徨うネオ(キアヌ・リーブス)。そんな眠り続けるネオを見守るトリニティ(キャリー=アン・モス)。だがモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)は,“救世主”がマトリックスの設計者によって作られたコントロール・システムに過ぎないという事実にショックを受けていた。やがて,仲間の助けで現実に戻ってきたネオは,トリニティーと2人だけでマシン・シティーの心臓部へ入り込む危険な旅に出る。

マシン軍がザイオンに突き進む中、ジー(ノーナ・ゲイ)やキッド(クレイトン・ワトソン)など勇敢な市民の志願者に支えられたザイオン軍は,必死の攻防を試みる。一方,はぐれプログラムとなったスミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)は,パワーを増しすぎて制御不能になり,今や現実世界とマトリックスもろとも世界を破壊しようとする脅威になっていた…。

人類がマシンと戦って最終的に勝利するという,いかにもハリウッド的な展開でもなく,愛がすべてを救うという安直な結末でもなく,この完結で見せられるのは予定調和と融合。ネオのような“選択”を迫られるヒーローの必然性と,周囲の人々の人間臭さ。だから『リローデッド』の伏線が回収されてなくとも,そこに“味わい”が生まれる。

そしてそう,これで完結と思っていた物語は,まだまだ続いちゃうのだ。17年ぶりとなる続編『マトリックス4(仮題)』は,シリーズを手掛けてきたウォシャウスキー姉妹の姉ラナが単独監督。主役はネオとトリニティと言うから驚き。前3作でローレンス・フィッシュバーンの演じたモーフィアスの若い頃を,『アクアマン』でブラックマンタの役を務めたヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世,他に『ゴーン・ガール』でエイミーの元彼を演じたニール・パトリック・ハリスの出演も発表され,5月から公開の予定だったが,コロナの影響で延期が繰り返されている。現在のところ,全米公開は12月22日とのこと。



クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

マトリックス』(1999年)

マトリックス/リローデッド』(2003年)

マトリックス/レザレクションズ』(2021年)


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『マトリックス/レボリューションズ』
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