マトリックス/リローデッド | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Matrix Reloaded
監督:ラリー・ウォシャウスキー/アンディ・ウォシャウスキー
キャスト:キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャリー=アン・モス
配給:ワーナー・ブラザース
公開:2003年6月
時間:138分




映像世界に革命をもたらした画期的な撮影手法で見せる独創的でスタイリッシュなアクションと,その斬新かつ奥深い世界観が衝撃を与えた『マトリックス』の4年後に公開された続編。脚本・監督は引き続きウォシャウスキー姉妹。前作の2.5倍の制作費を元に,映像世界は一層スケールアップする。アメリカでの公開3日間の興行成績はR指定の作品としては『デッドプール』に抜かれるまで13年間,歴代1位を譲らなかった。

自分が暮らしていた世界が実はコンピュータが作り出した仮想現実だと知り、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)が船長を務める工作船・ネブカデネザル号に乗ったネオ(キアヌ・リーブス)。人類の救世主として覚醒した彼は,楽々と複数のエージェントと戦える絶大な戦闘力とともに,銃弾を止めるサイコキネシスや,空を自在に飛び回る飛行能力まで持つアノマリー(異常情報体)になっていた。

コンピュータの支配から人類を解放するための闘いを続けるネオとその仲間たちだったが,ついに人類最後の都市“ザイオン”の位置がコンピュータに特定されてしまう。“ザイオン”を救うためには,マトリックスの全ての入り口にアクセスできるという人物“キー・メーカー”の存在が不可欠だった。そこでネオとトリニティ(キャリー=アン・モス),モーフィアスは彼を求めて再びマトリックス世界へと足を踏み入れるのだったが…。

公開当時話題になったのが,高速道路での凄すぎるカーチェイス&バイクチェイスシーン。しかし,トラウマとなりそうな位に印象的なのはやはりエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)。前作でネオに倒された後,エージェントとしてのプライドを捨て,ネオへの復讐心から“ソースに戻るルール”を拒否して復活しただけでなく,倒された際にネオの救世主としての能力の一部が上書きされ,無制限に“自分”のコピーを作り出すというエグい能力まで身につけてネオに立ち向かう。

“ザイオン”の登場や25万体のセンチネルの攻撃など「広げ過ぎじゃ?」って思える展開も,宗教や哲学を織り交ぜたコンピュータとの対峙がアクセントとなり,さらに『レボリューションズ』への伏線も張り巡らされているという“ツウ好み”な1本となっている。


映画クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

マトリックス』(1999年)

マトリックス/レボリューションズ』(2003年)


マトリックス/レザレクションズ』(2021年)



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『マトリックス/リローデッド』
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