チャーリーズ・エンジェル | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Charlie's Angels
監督:エリザベス・バンクス
キャスト:クリステン・スチュワート/ナオミ・スコット/エラ・バリンスカ
配給:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
公開:2020年2月
時間:118分




17年ぶりのエンジェルたちに期待していたものの,多忙とコロナで劇場での鑑賞が叶わず,ようやく見ることができた『チャーリーズ・エンジェル』を今夜は紹介。

続編とは言っても,17年とは恐ろしいもので,カリフォルニアの探偵事務所は世界企業“タウンゼント・エージェンシー”になっちゃってるし,チャーリーとの連絡係の“ボスレー”は個人名から各支部長の階級名になって,やたらと何人もの“ボスレー”が存在している。変わらないのは,チャーリーとエンジェルたちを繋ぐ卓上スピーカーだけ。監督・脚本のエリザベス・バンクス本人も,元エンジェルの新ボスレーとして出演する。

国際機密企業“タウンゼント・エージェンシー”で特殊訓練を受けたエリート女性エージェント組織,通称“チャーリーズ・エンジェル”。彼女たちは世界各地に拠点を置き,平和を見守る天使=エンジェルとして隠密に活動している。リオデジャネイロの犯罪組織に潜伏し,横領犯のジョニー・スミス(クリス・パン)を拘束したサビーナ(クリステン・スチュワート)とジェーン(エラ・バリンスカ)。おもむろに現れたジョン・ボスレー(パトリック・スチュワート)は,その後,祝福されつつ引退する。

1年後,ハンブルクの巨大テクノロジー企業に勤める天才プログラマーのエレーナ(ナオミ・スコット)は,自身が開発したプロダクト(=新エネルギー源)“カリスト”が武器として転用できることに気づき,上司のフレミング(ナット・ファクソン)に相談するが却下される。エドガー・ボスレー(ジャイモン・フンスー)に調査を依頼するが,謎の暗殺者に狙われ,カーチェイスの末,車ごと川へ転落。ボスレーは死に,証拠のUSBメモリは川底へ。逃げ延びたサビーナ,ジェーン,エレーナのもとに,新たにレベッカ・ボスレー(エリザベス・バンクス)が登場する。行く先々で立て続けに危機に直面しながら調査を進めていく“エンジェル”たちだったが…。

リオデジャネイロに始まり,ハンブルク,ロサンゼルス,パリ,ベルリン,ロンドン,イスタンブール,シャモニー,そしてカリフォルニアと,舞台は多彩だし,『007』や『ミッション:インポッシブル』並なアイテムとアクションも満載。そこにミックスされる女性ならではのしなやかさと,伝統的なライト感。うん! これぞ『チャーリーズ・エンジェル』。

前作のナタリー,ディラン,アレックスは写真のみだが登場するし,ドリュー・バリモアは製作総指揮に名を連ねてるし,TVシリーズからほぼ皆勤の“伝説のエンジェル”ケリー・ギャレット(ジャクリーン・スミス)は74歳ながらも姿を見せるという,オールド・ファンへのサービスも欠かさない。

敢えて残念な点を挙げるとしたら,オープニングやアイキャッチの曲がほしかったのと,抑え気味なコスプレか。ソコソコにヒットしたし,チャーリーの秘密が伏線っぽく描かれてたりもするので,続編を楽しみにしたい。


映画クタ評:★★★★


右矢印エリザベス・バンクス作品まとめ

右矢印パトリック・スチュワート作品まとめ

右矢印ジャイモン・フンスー作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

チャーリーズ・エンジェル』(2000年)

チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』(2003年)