ワイルド・スピード/スーパーコンボ | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw
監督:デヴィッド・リーチ
キャスト:ドウェイン・ジョンソン/ジェイソン・ステイサム/イドリス・エルバ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
公開:2019年8月
時間:133分




ファン待望の『ワイルド・スピード』シリーズ9作目となる新作は,原題にもある通りルーク・ホブスとデッカード・ショウを主人公とするスピンオフ。シリーズ5作目『MEGA MAX』から登場したホブス,そしてシリーズ7作目『SKY MISSION』から本格登場したデッカード・ショウの2人だが,前作『ICE BREAK』ではすっかり,ドムのファミリーの一員となった感がある。

シリーズ的に見ると『ワイルド・スピードX2』以来,そのドムが1カットも姿を見せない作品。監督は『アトミック・ブロンド』『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ。

元DSS(アメリカ外交保安部)のルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)は,ワイルドなスタイルで超重量級のクルマを操る追跡のプロ。だが現在はロサンゼルスで愛娘サマンサ(エリアナ・スア)と静かな暮らしを送っていた。そんな彼の所にCIAのエージェントのロック(ライアン・レイノルズ)が現れる。一方,ロンドンで優雅な日々を送るデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)は,クールなスタイルで超高級車を駆る規格外の元イギリス軍特殊部隊員。彼にもCIAのローブ(ロブ・ディレイニー)がコンタクトしてくる。

2人で協力して,MI6の女性エージェント,ハッティ(ヴァネッサ・カービー)を保護して欲しいというのだ。ハッティは,テロ組織から危険な新型ウイルス兵器の奪還に成功したが,肉体改造で超人的戦闘能力を備えた男ブリクストン(イドリス・エルバ)に追われ,ウイルスと共に姿を消したらしい。しかも,彼女はショウの妹でもあった。犬猿の仲であるホブスとショウだが,やむなく手を組み,世界を危機から救うため,事態解決へと乗り出すのだったが…。

友人は「『ミッション:インポッシブル』と『ターミネーター』を足して筋肉増強した感じ」と感想をくれたが,『ワイスピ』ファンとしてはこの2人の“破壊王”が手を組んだらどうなるかと予想はしていた。が,そのパワーとアクションは予想を遥かに超えていた。

もちろん『ワイスピ』の血流である“ファミリー”も忘れず,ホブスとショウの家族は総出演で活躍し,ホロリとさせてくれる。カーアクションもハンパないし,ちゃんとコッソリと“ニトロ”も出てきてファンを喜ばせる。

なお,しつこくポストクレジットがあるので,最後の最後まで席を立たないように! この辺,次作への布石なのかも?

シリーズのプロデューサーでもあるヴィン・ディーゼルが,今後のシリーズ公開についても明かしているので紹介。本編9作目は2020年5月22日,そしてシリーズ完結編となる10作目は2021年4月2日に全米公開予定。また,女性キャラクターが中心となるスピンオフ作品も企画されているという。まだまだ“Fast & Furious”に,そして“ワイルド”に,楽しませてもらえそうだ。


映画クタ評:★★★★★


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