ワイルド・スピード MEGA MAX | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Fast Five
監督:ジャスティン・リン
キャスト:ヴィン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ジョーダナ・ブリュースター
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
公開:2011年10月
時間:130分




MAX』のエンディングから繋がるオープニングがファンの期待を高める。ドミニクのファミリーが総出演し,大ヒットしたシリーズ5作目。

『MAX』でブラガの逮捕に貢献したドミニク(ヴィン・ディーゼル)だが,裁判での酌量はなく懲役25年の判決を言い渡される。だが護送中にブライアン(ポール・ウォーカー)と妹・ミア(ジョーダナ・ブリュースター)の手により逃亡に成功。3人ともに国際指名手配される。

高飛びした先はブラジルのリオデジャネイロ。スラム街でドミニクの旧知の友ヴィンス(マット・シュルツ)に誘われ,麻薬取締局が押収した高級車を貨物列車から盗む計画に加わった3人だったが,奪った車にはリオの裏社会を牛耳る実業家レイエス(ジョアキム・デ・アルメイダ)の汚れた金の流れが記録されたマイクロチップが隠されていた。たちまちレイエスから命を狙われることになった3人。このまま愛するミアと逃げ続ける日々は耐えられない,というブライアンに,ドミニクは最後にレイエスから1億ドルを奪い,自由を手に入れようと提案する。

地元の警察官すら味方につけるレイエスから大金を強奪するのは並大抵のことではない。ドミニクらはピアース(タイリース・ギブソン),テズ(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス),ハン(サン・カン)ら,かつての仲間を呼び寄せ,計画を進めていく。

一方,ドミニクらを逮捕するため,アメリカから凄腕のFBI特別捜査官ルーク(ドウェイン・ジョンソン)がリオへと送り込まれた。切れ者のルークは,レイエスから賄賂を受け取っていない女性警官エレナ(エルサ・パタキー)を通訳に採用し,ドミニクたちを追い詰めていく。

危険を察知したレイエスは自らの大金を一番安全な保管場所,何と警察署の金庫へ移送。いっそう困難な状況になっても,1億ドルを何としても奪い取ると意気込むドミニク。綿密な計画を立て,ついには作戦を実行へと移す。はたしてドミニクはホブスらの執拗な追跡をかわし,警察署から大金を奪うことは出来るのか…?

邦題通りにMEGAなカーアクションに加え,プロレスラー出身のドウェイン・ジョンソンの参加により身体アクションもさらにパワーアップ。多少強引な部分もあるにせよ,シリーズとしての繋がりをしっかりと見せ,次々と予想外のアクションを映像化する姿勢は,その後も貫かれてゆく魅力となっている。

ドキドキとワクワクとスッキリとジンワリを,見事に満たし,飛翔させてくれる傑作で,過去と後のシリーズを結ぶ重要なポイントにもなる作品。


映画クタ評:★★★★★


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