ワイルド・スピード MAX | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Fast & Furious
監督:ジャスティン・リン
キャスト:ヴィン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ミシェル・ロドリゲス
配給:ユニバーサル映画/東宝東和
公開:2009年10月
時間:107分




昨夜紹介した『X2』との間に『X3/TOKYO DRIFT』が公開されているのだが,今回は公開順でなく,シリーズの時間軸の順に紹介しているので『X3/TOKYO DRIFT』は後回し。見る人にも,この順をお薦め♪

この『MAX』は,ドム,ブライアン,レティ,ミアという第1作目のオリジナルメンバーの再会と,後にドミニクのファミリーとして度々登場するハン(サン・カン)やジゼル(ガル・ガドット)のファースト・ストーリーなど,シリーズ・ファンには見どころ満載となっている。

トレーラー強奪事件の犯人として追われる身となり,LAから逃亡した凄腕ドライバーのドミニク(ヴィン・ディーゼル)は,恋人のレティ(ミシェル・ロドリゲス)や仲間たちとともに,南米・ドミニカ共和国でタンクローリーを襲撃。計画どおり,とはいかなかったが,ガソリンを強奪。それなりの大金を手に入れる。しかし,当局の捜査の手が確実にドミニクに迫っていた。ドミニクは仲間に別れを告げ,レティとも別れて,パナマに潜伏する。

そんなドミニクのもとに妹のミア(ジョーダナ・ブリュースター)から,レティが何者かに殺害されたという電話が入る。復讐心に火がついたドミニクはLAへ戻ると犯人探しを始める。

一方,復職しFBI捜査官となっていたブライアン(ポール・ウォーカー)は,凶悪な麻薬組織を追っていた。しかし,ボスであるブラガという男については情報がゼロ。FBIの中でもアウトロー的なブライアンは仲間と対立しながらも,ブラガと,帰国を知ったドミニクの2人を追っていた。

単独で荒っぽい調査を続けるドミニクは,ある麻薬組織がレティを死に追いやったことをつかむ。その組織はどこにあり,誰がボスなのか? と,さらに調査を続けるドミニクの前にブライアンが現れた。ドミニクが追う麻薬組織は,ブライアンが追っていた組織と同じものだったのだ。

ブラガがストリートレースを行い,麻薬の“運び屋”を選ぶという情報を得たブライアンは,目を輝かせレースに参加。久しぶりにストリート・レースで競うドミニクとブライアン。LAの街中を縦横無尽に走り,次々とライバルたちを蹴落とし順位を上げていく。ドミニクにわずかの差で敗れたブライアンだったが,ともに組織に潜入することに成功するのだった…。

この作品からプロデューサーとして製作にも名を連ねたヴィン・ディーゼル。そのせいか,ストーリー構成は多彩になり,なおかつスピード感と融合しても判りやすくまとめられている。キャストもエンディングも,シリーズとして育ててゆこうとする意欲が見えて,応援したくなる。

パワーアップした迫力に,感情移入を誘導する俳優たちの演技力も加わって,これから,シリーズの奥深さが楽しめそうだと予感させるシリーズ4作目。


映画クタ評:★★★★


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